フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【職を失い交通費も無し】故郷まで1000km自転車を漕いだ19歳/ フィリピン

 

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このブログはフィリピンのパラワン島よりお届け中です

19歳の青年

今週フィリピンで19歳の青年の話が話題になった。

 

なんと彼は首都圏マニラから故郷の町までの道のり約1,000kmを10日間かけて自転車で帰ったのだ。

 

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写真/CNN PHILIPPINES

 

1,000kmと言えば直線距離で東京の中心から北海道最北端の宗谷岬ほど離れている…

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遠い…

理由

報道によると彼はフィリピン国内のコロナ感染拡大によって職を失ってしまい、故郷に帰る決心をしたらしい。

 

ただ問題はその為の交通費がないということ。なので自分の自転車で帰ることを決心。

 

確かに自転車なら完全マンパワーなので使うのは自分のエネルギーのみ。

 

しかし日本の舗装されている道路ならいざ知らず、フィリピンの道路は例え舗装してあっても田舎へ行けば行くほどデコボコで、悪路も多い。

 

しかも交通費が無かったくらいなのできっと10日間野宿しながらの旅だったと思われる。

 

パンデミック

普段から失業者の多いフィリピンだが、このコロナパンデミックのせいで今は本当に職を無くした人が多い。

 

19歳の青年が失業し、お金がなくて故郷に自転車で帰るなんて、今同じフィリピンで失業中の私からするとちょっと涙腺に来るものがある…

 

彼は今、地域の検問所から役所の隔離施設に移動させられて、現在14日間の隔離期間中とのことなので、きっとベッドで休んでいるだろう。

 

このブログでも書いているが、今フィリピンは国内の移動にしても大変。特に感染者数の多い地域からの移動は事前にいろんな書類をそろえたり、到着した場所でもそのまま家にか帰れず、この青年のように隔離施設に行かなければならなかったりする。

 

10日間も自転車で旅して、その後は14日間の隔離期間となるので、実家の玄関をくぐるのは出発から最短で24日間もかかる。

 

サイドストーリー

フィリピンは世界最長のロックダウンを行っているとても困った国なので、この青年のような話は結構ある。

 

特にチェックポイントと呼ばれる、各地に設置された検問所では、サイドストーリーの宝庫。

 

検問を通るバイク便のライダーに警察官が500ペソ(約1,000円)を要求したようなアホな話から、ここで書いてしまうとちょっと引いてしまうくらいの悲しい事件も起きている。

 

 

行先を失ったエストニア人がマニラ空港で110日間過ごしたこの話も衝撃

 

palawan.hatenablog.com

 

 

人と会えばパンデミックの話になってしまうフィリピンだが、これからどうなるのか心配は尽きないが、個人で出来ることはないので少しでも良い方向に向かうのを願うのみ

 

 

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パラワン島を撮った新しい動画が出来ましたのでぜひ見てください。第4弾!今までで一番のお気に入りです!

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