先日、知り合いのフィリピン人の妹にあたるAさんがコロナに感染したことが判明。それにより、今ここフィリピンのパラワン島でコロナに感染するとどういう処遇を受ける羽目になるのか最新情報が分かったので、備忘録も兼ねてこのブログに書いておくことに。
Aさんは役所に勤める3児の母で40歳くらい。詳しい理由は知らないが、子供3人とは同居をしておらず、旦那と2人暮らし。
ちなみに旦那の仕事はスマートフォンを分割で買って、その支払いが遅れている人への合法正規の取り立てをしている。
聞くところによるとAさんは数日前から具合が悪くなり発熱し、ついに味覚と臭覚がなくなったので自らコロナほっとライン的なところへ電話。その後、そこのスタッフに連れられてPCR検査。
結果が陽性だったので、そのまま近隣のホテルAへ。私も昔ホテルAは泊まったことがあるが、一泊2,000ペソ(4,000円)くらいのそこそこのホテル。プールもあるが、水の色がエメラルドグリーンだったので入るのをやめたのは覚えている。
ちなみにAさんは既に2回のワクチン接種を完了している。やっぱりワクチン打っても感染してしまうらしい。
その後、Aさんはすぐに隔離施設であるホテルSに移動され、本格的な隔離へ突入。ホテルSはコロナパンデミックが始まった当初から感染者の隔離施設になった行政とズブズブ関係にある老舗ホテル。
ズブズブはともかく、居心地自体はなかなか良いホテルS。そんなホテルに宿泊費無料で宿泊している。
ただ問題は食事。なぜか出される食事は1日1回のみ(午前11時)。その食事だってシニガンとライスというフィリピン飯の定番中の定番。もちろん外出できないので誰かの差し入れがないとカロリーと栄養不足のまま、コロナを治さなければならないという修行になる。
なぜ食事が1日1回なのか不明だが、フィリピン流のおもてなしと思うしかない…汗
でそのAさんの姉である私の知り合いのフィリピン人が、妹のためにコロナに効くという変な薬を買ってきていたので見せてもらった。
最近で回っている真偽不明のイベルメクチンかと思いきや、なにやら聞いたことのない名前…。なんか知りあいの医者が溜め込んで1錠200ペソで売り捌いているらしい…。
それがこれ…。
なんか危ないクスリみたいに見える…汗
中を開けてティッシュに包まれている中身はこれ
う…うーん…
こ、これ大丈夫なのか…汗
幻覚とか見てしまいそうなレベルのどぎついオレンジ色だし、そもそもハダカでこんなティッシュに包まれているのがもうアレな感じ…
とにかくAさんはこれを飲んでハイ元気になってきているらしい。ちなみに旦那さんの方は当然濃厚接触者になるのでPCR検査をしてその結果待ちで仕事にも行けず自宅隔離されているらしい。
旦那さんは「ノーワーク・ノーペイ」なので自宅隔離期間中の給料はなし。そして役所に勤めているAさんも実は今年の1月から1回も給料が支払われていないという可哀そうな状況。
フィリピンの役所関係の給料の遅れや未払いは有名だが、日本だと労働問題に発展しそうなことも友達付き合い以上の団体行動が出来ないフィリピン人達は団結して交渉が出来ないので言われるがままに未払いを受け入れている。
私からすると、もはやその給料は支払われないまま財政破綻となりトンズラされるか、もしくは既にAさん達の給料は誰か別の悪フィリピン人の懐に入っているのではないかと思ってしまう…
給料未払いにコロナ陽性で1日1食。会ったことはないが何だか可哀そうなAさん…。また続報があればお伝えします。。
※このブログはブログランキングに登録中です。下の「Thank You」クリックがブログ執筆のモチベーションになるのでぜひ応援宜しくお願いします!