別に休業届けは出してないけど開店休業状態のゲストハウス。
今は地元民らしきフィリピン人達からほんのちょっとだけ宿泊の問合せがある程度
ただそれも今は断っている状態。しかしそろそろここらで営業を再開してみようと思い準備をしている。
もう1年以上お客さんがいないので一体どんな感じでやっていたのか半分くらい忘れてしまった…汗
ちなみに今は通常の営業許可以外にも宿泊施設は観光局から新たに安全や感染防止うんぬんに関する証明書を取らないといけなくなっている。
申請にかかる費用は無料だが普段使わない小難しい英単語が書かれた全20ページからなる100以上のチェック項目を確認して、その後検査官による検査が必要になる。
これがまたメンドクサイ…
あいかわらず形だけは立派な証明書の取得要件が並び、たくさんある書類にもいろいろ記入して、それをリクエストレターと一緒にして送るのである。
フィリピンなのでワンチャンあるかと思ってリクエストレターだけを出してみたが、さすがに却下されてしまった…(2週間くらい何の音沙汰もなかったけど…)
ちなみに書類だけではなく、あのピッとやる非接触の体温計とか、万が一コロナ感染者が出た場合の隔離部屋の用意とか、使ったマスク関係専用のごみ箱など新たに用意しないといけないものも結構ある。
こっちはそんな感じでいろいろ面倒なのに、人が集まる教会とかパーティーイベント会場とかレストラン等などは新たな証明書の取得までは必要無いようで、上辺だけの感染防止対策でフィリピン人達が集まっている。
こっちの立場からすると矛盾と不平等で文句を言いたくなるが、そんなことをしても無駄なのは分かっているので黙っている。
このブログを書いている最中も近所のデカくて立派な家では誕生日パーティーが開かれ、いろんな所からいろんな人が集まって大音量のカラオケに興じている(うるさいのよ…)
ソーシャルディスタンス違反でチクりたくなるが、バレれば恨まれるだけでなく、闇討ちにあう可能性もゼロではないので我慢…
それはともかく、検査と言えば数ヵ月前に消防の点検が来た時は、検査官である消防隊員の「日本が大好き」という話をずっと黙って聞いていたら何も点検せずにサインして帰っていったということがあった。
もしかしたら今回の検査も実際はそんな程度なのかもしれない。
一応念のためジョリビーのチキンジョイとコーラくらいは準備しておく方がいいのか…
詳細はもう忘れてしまったが、確か数年前に役所関係の何かの検査があり、おっさん検査官が何だかウダウダ言いながら承認のサインを書くのを渋っていたことがあった。
こっちは何が言いたいんだコイツはと思いながらも話を聞いていたら、それを見ていた近くの従業員が冷蔵庫からササっとビールを差し出し無事にサインをしてもらったということがあった。
フィリピン流のおもてなしを間近で見た瞬間だったが、この類の検査というのは当日になってみないと様子が分からないことがほとんど
全部完璧にしても難癖つけられたりして意地悪されれば終わりだし、基準に満たなくても適当にOKしてくれる場合もある。
ただそうは言っても一応決められた準備はちゃんとするしかない。後は検査官と役所の本気度次第。
なにはともあれ営業を再開したとしても空港はまだ閉鎖されているし、フィリピンのコロナは全然収束の兆しがないのではっきり言って見込みはほぼゼロ。
ただこの状況が長引けば遅かれ早かれここも廃業せざるを得ないので、その前にもう一回ちゃんと体勢を整えて、ダメでもいいから営業を再開し、やることはやった上で終わりが来るなら迎えたい。
数年かけてやっと3歩進んだと思ったらコロナで2歩どころか4歩くらい下がってしまったけど、このまま何もせずにフェードアウトするのは思い入れもあるので悲しい。
ということで諦めがつくまで頑張ってみるとしよう。
おわり
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