ここパラワン島の一部の地域で腸チフスが流行しているとかしていないとかいう話を聞いた。日本だとほとんどかからないが、もし腸チフスになったら保健所に届け出が必要な感染症の一つ。
腸チフスって?
チフス菌と呼ばれるサルモネラの一種による感染症でほとんどのケースで汚染された飲食物からが経口感染し、数日から1ヵ月の潜伏期間を経て下痢、腹痛、高熱など、人によって様々な症状が出る。稀に腸穿孔、腸出血を発症
対策は汚染された食べ物を食べないという基本中の基本から、カットフルーツなどの生ものを避けたり、食品は加熱処理して食べるという感じらしい。
高い死亡率
いろいろ調べたら早期に抗生物質で治療すれば2週間程度で完治するが、もし放置していると5人に1人は死に至るという結構怖い感染症。また重症化して運よく死ななくても身体的後遺症が残ることもあるみたい。
風土病?
こんなこと言うとアレだがフィリピンとかの発展途上国に住む場合はいろいろと覚悟しないといけないことがあると思うが、その一つにこの腸チフスのような日本ではほとんどかからない病気に感染するリスクがあることである。
おなじみの狂犬病をはじめ、デング熱とか赤痢とか、他にも意味不明なウイルス性感染症もあったりして自分の身は自分で守りながらある程度運命に身を任せるしかない…
他にもA型肝炎、B型肝炎、日本脳炎とか出来るだけ予防接種をした方がいいと思うし、笑顔豊かな南国のイメージにダメージを与えるので皆あまり言わないけどエイズも実は結構すごい。
ちなみにフィリピンでは無料でHIVの検査がその辺で受けられる。ちなみに私も数年前にここパラワン島で人生初の検査を受けたことがあるが、なかなか刺激的な日になった
水道水
水道水で歯磨きしても大丈夫ですか?
これは日本から旅行にくる人からよく聞かれる質問の一つなのだが、この類の質問にYESかNOかでは答えられない…汗
個人的には余程運が悪くなければ大丈夫だと思うが、実際には自分の体験談だけで確証は一切ないので、いつも「どうしても心配な場合は控えた方がいいですね」と答えている。
はっきり言うとここはフィリピンだからもう何もかも運次第…
今回の噂
冒頭に書いたパラワン島の腸チフスの件、調べてみるとまだ感染拡大と確定された訳ではないそう。
ちなみに問題の場所はこの赤印のあたり
現在現地の水道水のサンプルを検査しているそう。もし水道水が汚染されていたらちょっと大変かもしれない…
ちなみにその地域の自治体の担当者の話によると何人が腸チフスに感染している、もしくは症状が出ているという具体的なことは聞いたけど忘れたとか言って下手くそに誤魔化している…
水道水の検査
ちなみに私は宿泊施設もやっているので毎年水道水のサンプルを役所に持って行って担当部署に検査してもらうことが義務付けられている。
毎年検査結果は問題ないけど、その前に結果が出るのがザ・フィリピン対応で半年くらいかかる。
なのでいつも忘れたころに電話がかかってきて検査結果調査用紙を貰いにいくというのが恒例。
しかしもし検査結果に問題があった場合はどうするのだろうか。普通に水道局から提供されている水なので、もしアウトだったら地域全体がアウト…汗
この辺は深く考えても時間の無駄なので気付かなかったフリをするしかない。
おわりに
今までの私調べだと、確率は1%以下だが、フィリピンに入国してすぐにとても具合が悪くなる日本人は一定数いる。
南国の日差しにやられたか、季節が急に夏になったとか、食べ物が合わなかったのか、それとも水か、アホみたいに寒い機内で風邪をひいたか、原因は不明だが見ていて可哀そうになる。
今回の腸チフス騒ぎ、今のところこんなブログを書いている余裕があるけど、実際のところ明日は我が身…(怖)
フィリピンなので心配しようと思えば100個くらいすぐに心配事が出来てしまって精神衛生上良くないので、気に留める程度にしておくとしよう。
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