確か3日前、サリサリストアに並んでいた時にローカルラジオからこんなの速報が流れた
ハードロックダウンの情報アリ!食料確保を!
ハードロックダウンするの?…。。どうやらECQという厳しいロックダウンをしても感染者は増えて医療もひっ迫してきたし、住民も相変わらずその辺をアホみたいにウロウロしているのでもう最強のロックダウンをするしかないという市の会議での情報がソースらしい
実はネットやSNSよりラジオが一番情報が早くてフェイクがないフィリピン。どこのラジオ局か知らないがこの情報がその後現実になったのでやはりラジオの情報網は侮れない。
それはともかく結局昨日の夕方正式に発表されたニュースによると、ハードロックダウンの期間は明日4月23日正午から4月30日まで。医療従事者以外の外出は禁止で、生活必需品を扱う一部のお店以外は全部閉店。家から一歩出ると検疫違反ということになる。
ラジオが流れた後の市場は食料を買い込む人達で混雑。そしてもう既に正式発表されたのできっと今日がそのピークだろう。
ただ住民全員が7日間の食料を一気に買い溜め出来るとは限らない。その日暮らしの大家族なんてまとまったお金がないので食料を準備したくても出来ないだろう。
なので行政からの食料支援か現金給付が必要なのだがそれも色々問題があって予算は承認されているのにまだ配布されていない
ハードロックダウンで思い出すのは10ヵ月前の2020年の6月。この町の一部エリア限定でエクストリームロックダウンというプロレスラーの必殺技みたいな名前のロックダウンが14日間行われた。
確かこの時は色のついた円のエリアがエクストリームロックダウンの範囲だったのだが、蓋をあけてみたら実はそんなに厳しくなかった。
しかし今回は既にECQという一番厳しいコミュニティー隔離措置下にある5つの町全体をハードロックダウンするというリーサルウェポンを発動。
住民がルールを守らず好き勝手しているから感染が拡大しているというのが行政の言い分なのだが、確かにそれも一理ある。ちなみに昨晩も、ダメって言って言われているのにご近所さんが大勢でカラオケ付きの誕生日パーティ―を夜中の1時までかましていた。
もう去年のロックダウンから薄々気が付いていたが、フィリピン人に規律を求めても無理。
なので今回のハードロックダウンは個人的にかなり注目している。
既にECQ下にある5つの町へのハードロックダウン。もうこれ以上の厳しい措置は存在しない。なのでこれでもし住民がいつも通りウロウロしていたらもう行政には権威と統治機能がなく、住民の民度も低いということが確定。
そしてもし本当にそうなるなら、今後どんな対策をしても全て形骸化して意味をなさない。
このハードロックダウン、感染防止うんぬんよりも実は今後のもっと大事な何かを占う重要な分岐点になるような気がする…
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