毎日新しいコロナ感染者が報じられていて連日過去最高を記録しているパラワン島。
今まさにまた厳しいロックダウンをするという話で自治体が会議をしているらしい。
ちなみに私の住む場所から一番近いサリサリストア(フィリピン版ローカルコンビニ)のお隣さんの一家の誰かも感染してしまった。
そんなこんななのでお偉いさん達はパラワン島全体や大きい自治体規模で本当はロックダウンしたいらしいが、簡単に出来ない事情があるらしい。
それはお米。
ロックダウンして外出禁止するのであればせめて生活支援として多少のお金を配らなければ餓死しそうな人が出てきてしまうのだが、銀行口座を持っていない人が多数いるフィリピンの田舎では簡単に大勢に一気にお金を配る方法がない。
それに現金が絡むと不正行為をする悪役人がいっぱいいるので別の問題も出てくる…
もっと言うと今はもうそんな配るお金もないみたい…汗
なのでとにかく食べるものさえあれば死なないという発想のもと、お米を中心とした食料を配る。
去年2020年は私も数回に渡ってお米や缶詰、鶏肉をもらった。
ただそれももう財政難で広範囲の地域には出来ないのでやるとすれば超せまい範囲でのロックダウン。
言い方はいろいろあるが、ハードロックダウンとかエクストリームロックダウンとか言ったりすることもある。
【エクストリームロックダウン!?】今日からまた隔離生活再開 / パラワン島 - フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編
ちなみに日本で言うところの「町」くらいの規模のフィリピンでの最小自治区をバランガイと呼ぶが、それを指定したバランガイロックダウンすらもどうやら出来ないくらい金欠らしい
なので普段は使われることのない、バランガイの中をさらに細かく分けているプロック(purok)という地域単位でロックダウンする方針らしい。
ちなみにプロックと言われても私自身いつもここが何という名前のプロックなのかパッと思い出せない…
行政関連の書類の記入欄に稀にプロックを書く項目があるが、それなりに書類仕事をする私でも年に1-2回しか見かけないし、住所を書くときにもこのプロックを書くことはないので謎の地域単位なのである。
このプロックが全国的に存在するのか、それとも田舎だけなのか分からないが、もしかして英語のブロック(Block)が訛ってタガログ語版になったのかと思って調べたが何だかよく分からなかった…
日本と違い、表札も出す慣習がなく、住所が「○○市○○町○○通り」という番地なしのざっくりとした最後で終わってしまうので、ローカルなエリアにある誰かの一般宅を探す場合なんかもう大変…
大通りにあるバイクの修理屋の手前にある○○ストリートを入って、3つ目の小さな交差点を右に入ると緑のトライシクルが停まっているから、その斜め前の茶色い屋根の家ね!犬も飼っているから!
とか言われる訳だが、もう全然分からない。だって
- まずバイクの修理屋多すぎ…
- そんなストリート聞いたことない…
- 交差点と呼んでいいのか分からない小道が多数…
- 緑のトライシクルとか言われても出払ってたら終了…
- 茶色い屋根?ほとんど茶色…
- イヌ?野良犬が多すぎてどれが飼い犬か分からない…
という感じ。さらにこの困ったタイミングで電話にも出てくれないのがフィリピン人なので野良犬に囲まれて絶望することは多い…涙
フィリピンの住所の話を書き始めると長くなるのでこの辺で辞めておくが、話を戻すととにかくお米がないとロックダウンも満足に出来ないピンチ。
これからどうなっていくのか様子を見守っていこう…というかそれしか出来ない…汗
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