ロードバイク×パラワン島
最近急激にロードバイクに乗る人が増えているパラワン島。
庶民の日当が800円くらいの中、数万円のロードバイクに乗っているのでたぶん小金持ちの人達で休日になるとそれぞれ2~30人くらいの集団で集まってサイクリングをしている。
個人的にはこんな排気ガスまみれで危ない交通事情の中を無防備な自転車で走って何が楽しいのかよく分からないが、流行なので仕方がない。
しかしフィリピンは車の運転マナーがとっても悪い国なので、乗り物が自転車に変わってもそれは変わらずいつ死んでも文句の言えない走り方をしている…
特に夜はヒヤヒヤもの。。車やバイクの無灯火運転はまだエンジン音がするのでギリギリ存在を感じれるが、自転車だと音すらないので存在感ゼロ。
反射板もライトも音もない影がそれなりのスピードで信号無視しながら動いているのでタイミングが悪ければアウト。
きっとその内事故が多発して自転車に乗る時も免許が必要とか言い出すのだろう…
そんなバイカー達に警察は目を付けないけど、商才のある地元民が目を付けた。
爆売れのホットコーヒー
フィリピンは暑い国なのになぜか皆ホットコーヒー好き。それはロードバイクで休日を汗だくでエンジョイしている時も変わらない。
そしてそこに目を付けた頭のいい地元民が路上でコーヒーを売り始めて人気を博している。
確かに2~30人の小金持ちのコーヒー好きの団体客が次から次へと勝手にストップ&ゴーをしてくれるのでお客には困らない。
ポイントは路上販売許可を取らないではなくそれなりのいい豆を使うこと。ロードバイクを買って休日をエンジョイするなんて小金持ちのフィリピン人かそのドラ息子しか出来ないので、そのプライドを少しくすぐる料金に設定。
一般的な価格帯である数ペソ(20円)くらいの甘いコーヒーから脱却し、よく分からない豆のコーヒーにして50ペソ(約100円)で販売する。
「ちょっといいコーヒー+イカしたロードバイクにまたがるオレ!」というシチュエーションはバイカー達の休憩としてはほぼ完ぺき。
高いコーヒーとイカしたロードバイクをバックに自撮りをかましてフェイスブックに投稿すれば大満足で夜もぐっすり眠れる。
最近はそれぞれに特色を出した路上コーヒー店も見え始め、他店との差別化を図り始めている。
これが一過性のブームとなるのか、それとも新たなスモールビジネスとして根付くのか分からないが、コロナ渦でもただでは転ばないたくましいフィリピン人達の新しいビジネスフィールドが完成しつつある。
にほんブログ村ランキングに登録しています。応援していただける方はぜひコチラをポチっとお願いします!
⇓ ⇓ ⇓