個人的にすごく思い出深いレストランの一つが先月末で閉店。昔の空港があった通りに店を構え、広々とした店内は清潔感があって、この辺りでは珍しい大人な雰囲気を持つお店だった。
ここ1年はコロナの影響で時には店内飲食が出来なかったり、外出禁止令で夜の営業がほとんど出来ない日々が続き、何とかデリバリーで頑張っていたみたいだが、やはりデリバリーに適したお店とそうじゃない店はある
このレストランの場合は完全に後者。実際にお店に行って、料理だけじゃなくそこの雰囲気も一緒に楽しめないとなると料理の値段に見合わないし、魅力が全て発揮できない。
営業していた期間は10年。観光客の多いパラワン島だが、この旧空港通りは特に競争が激しい場所で新しいお店が出来ては無くなるを繰り返してきた。観光客だけじゃなくて地元の人のファンも作らないとなかなか長続きさせるのは難しい。
そんな中で10年というのはそれだけで立派で、もしコロナがなければ少なくともあと10年は続いていただろう。
実は4月30日が最後の営業日だと知っていたのでそれまでに1回くらいは最後に食事しに行こうかと思っていたのだが、ハードロックダウンになって外出することが出来ずに最後の日を迎えてしまった。
去年の3月からのコロナパンデミックで1年間以上なんとか耐えてきた飲食店もきっと今後の数ヵ月で体力がなくなるか、見切りをつけて閉店を決断するところも多くなってくるだろう。
ここ1年でレストランだけでなく老舗ホテルも含めて多くがなくなっていったが、こうやって思い出深いお店の一つ一つが無くなっていくのは何とも残念で寂しい。。
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