先週はフィリピンのホーリーウィーク
私にとっては仕事が相手の都合で滞る不安なウォーリーウィークでしかなかったのだが、事件は起きてしまった・・・
イースターの日曜日の午前11時
とにかくお腹がすいて、いらいらしていた私
理由は朝の5時に起きてから何も食べる暇なく仕事し、さらに同時発生のトラブル対応をしていたのが原因
とにかく一段落して最近見つけたおいしいチキンのお店に向けて、バイクで走っていた
そしてそのお店まであと100メールというハイウェイで事件は起こった
目の前を走るトヨタのウィーゴが何を思ったか急ブレーキからの完全停止
ちょっと短めではあったが、ある程度の車間距離、、でもフィリピンあるあるの整備不良でウィーゴのブレーキランプは点灯しない、それもご丁寧に両方とも・・・
なので一瞬反応が遅れて、私の目の前には突然のウィーゴ
それでも反射的になんとか避ける!
が、ブレーキした場所はハイウェイにも関わらず、またまたフィリピンあるあるの謎の道路のくぼみ・・・しかも広くて深い
それでもなんとか10センチレベルでギリギリウィーゴを避けたが、そのくぼみにタイヤを持っていかれて派手に横転
バイク(重量100キロ)にまたがっていた私は右に横転し、そのまま右半身をバイクの下敷きになりながら4~5メートルほど灼熱のアスファルト道路をスライディング
横転の瞬間に「ヤバい!死ぬ!よけた!?やばい!頭打つ!」と思ったのは鮮明に覚えている
ちゃんとヘルメットを被っていたが頭の右側面もその時道路に打ち付けることに・・
そして気が付いたら右足がバイクの下敷きで、まわりには野次馬の声
自分で起き上がろうとしても、バイクが重くて足が抜けない、、、すぐに優しいフィリピン人数人がかけよってくれてバイクを起こし、路肩に担いで、どこからもってきたのか椅子まで出してくれ、それに座った
死ななくて良かったというのが最初の感想
しかし横転の瞬間に頭を道路に打ち付けたのは覚えているし、右足、右腕が擦り傷で血だらけ・・・
しかしアドレナリンのおかげか痛みは感じない
とにかく頭の中は生きてて良かったということだけ
ウィーゴの運転手もようやく駆け寄ってきて謝っている・・・
とにかくぶつかってないし、体も痛くないし、バイクも運良くちょっとのダメージ
なので救急車も病院も行かずに帰ろうということに。
そして戻って傷を水で洗い、ハンモックに腰掛ける
それからだんだん落ち着いてきて、冷静になったのか、身体が痛いし、なんか頭が痺れている
今までまともな事故にあったことがなかったが、よく考えると脳が心配
事故後は時間がたってから痛みや症状が出るというのを聞いたことがあったことを思い出してる最中も頭の痺れは収まらない・・・
1時間程病院に行くか迷った末、行くことに。
そして一人で病院の救急外来へ傷だらけで乗り込み、一番まともそうな女医さんに事の顛末を話す
そしてCTスキャンと破傷風の注射
破傷風は予防接種をしていたが、英語で言われて破傷風の単語を知らなかったので、調べる暇なく左右の腕にそれぞれ一本ずつブスっとやられてしまった
そしてまたフィリピンあるあるで、患者はとにかく車イスということで、それに乗せられながら移動し、そのままCTスキャン
どうやら脳内出血その他は問題ないようなので、キズの手当てをしてもらい、薬を買って終了。(合計8,000ペソ※約18,000円)
しかし本当にこの程度の怪我ですんでよかった
実際いろいろ間違ってたら大怪我か、死んでてもおかしくなかったし、もしスライディングした先に人でもいたら大変なことになってた可能性もあるので本当に大反省
そもそもここは日本じゃない。ノーヘルだってざらだし、全員が免許を持って運転しているかすら怪しい、さらにブレーキランプどころか、フロントライトすら付かない車が多いし、右ウィンカーを出しながら左折するようなカオスな道路事情
そんなことは百も承知だったはずなのに、人を乗せて運転していた訳じゃなかったのと、慣れと慢心によってしょうもない事を引き起こしてしまった
もうこれからは絶対安全運転かつ、まわりの車、バイク、歩行者がどんな動きをしても対応出来る車間距離とスピードで運転することを自分に誓う
本当に大反省・・・
でもいろいろ忘れてたことを気付かせてくれたので今回の事故には感謝すらしている。
ただ病院から帰って数時間後、身体中がさらに痛くなる。
擦り傷は灼熱のアスファルトの上をスライディングしたので火傷にもなってるし、皮がペロリ・・・、足首も痛いし、背中も。何より翌朝からは首がめちゃくちゃ痛い。
痛すぎて起き上がる時に自分で頭を持ち上げられないので、自分で自分の髪の毛を掴んで上半身を起こさないといけない始末・・・
事故から3日経った今も変わらず痛いけど、今回は8割自分、1割ウィーゴ、1割道路と思ってるので大反省しかない。何よりこんな程度の怪我でいろいろ気づかせてくれて何度も神様ありがとうと思う。
事故の場所はよく通るし、たぶん右足のすねの大きな傷は残るだろうから、それを十字架にして今回のことを忘れないようにしなければ。
こんな私でも死ぬと悲しむ人はいるし、いろいろまだやりたいこともある。
はぁ、久しぶりのブログがこんな内容になって情けないな。。。
でも生きていることに感謝