フィリピンでよく見かけるバイクにサイドカーがついた乗り物トライシクル。
ここパラワン島では庶民の足として親しまれていて私も時々乗ることはあるが、そのトライシクルにメーターを設置するべきだという議案が議会で出されているらしい。
この島ではほぼタクシーは走っていないので比べられないが、確かに日本のタクシーのように走行距離に応じてメーターで料金を確認出来れば公平で透明性が高いし乗客も安心する。
ちなみに今も初乗り10ペソ(約20円)、後は距離に応じて定められた運賃体系というのが存在するのだが、実際は乗る前にドライバーと交渉するのが普通となっている。
ドライバーとしては時間帯や目的地の場所によっては運賃を高くしたいし、少数の悪いドライバーになると相場の知らない外国人相手などには通常の数倍の運賃を要求することもある
なのでメーターをつけるというのは別に悪い考えではないが実現するにはいろいろ問題もある
その理由の一つにトライシクルの場合はタクシーと違って乗合いするパターンがあるということ。
それぞれ目的地が異なる乗客3人が乗って出発したり、走っている途中にまた1人増えたりすることもある。
そうすると普通のメーターでは使えないので1台のトライシクルに4つも5つもメーターをつけるのかという話になってくる…
さらにメーターの話になると必ず出てくるのが違法に改造されたメーター。まだ私はフィリピンの別の場所で乗ったタクシーで出会ったことがないが話を聞く限りなかなかの早さで運賃が上がっていくらしい。
この辺のトライシクルの場合は真面目に運賃表に従ってたら生活出来なくなるのできっと改造メーターをつけるドライバーも出てくるだろう。
何かと話題になるトライシクル。もしメーターをつけることになったら次はシートベルトとか言い出しそうだ…
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