フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【エルニドへの行き方】シャトルバンについて!裏技も!

フィリピン・パラワン島

 

フィリピンパラワン島

 

世界一美しい島にも選ばれたフィリピンのパラワン島。その理由の一つは島の北部の町エルニドに行けばきっと分かると思います。

海の綺麗さはもちろん、点々とする小さな島々は岩肌むき出しで、ここにしかない独特の景観を創りあげています。世界中の人を魅了しているのだから、きっとあなたのことも魅了するに違いないありません。

 

エルニドへ行き方

パラワン島のメイン空港があるプエルトプリンセサからエルニドに行く方法は主に飛行機、シャトルバン、バスの選択肢があります。今回はその中でももっとも利用されているシャトルバンをご紹介します。

 

一番人気のシャトルバン

シャトルバンにはトヨタのハイエースなどの車種が使われることが多く、最大17人前後の乗客を収容しエルニドに向かいます。

 

エルニド行きシャトルバン

料金は700ペソ / 人。プエルトプリンセサ空港からエルニド空港までの飛行機のチケットと比べると約3分の1程度の値段でリーズナブル。実際には700ペソよりも安く乗ることも出来ますが、単純に交渉すればいいかというとあまりそうではない場合がお多く、安さにはそれなりの理由があるので注意が必要です。

 

基本は混載(乗合)・スケジュールは目安

シャトルバン運行会社は車とドライバーと必要なライセンスさえ取得すれば始められ、地元のフィリピン人利用者も多いので鉄道のないパラワン島ではたくさんの運行会社があります。それぞれ決まったスケジュールがありますが、日本の様に時間ピッタリに出発することはほとんどありません。理由は十分な人数の乗客がいないと出発しないのと、空港やホテルなどを回って予約している乗客をピックアップする為です。また道路事情や予約している乗客の準備が遅れたりすることもあるのでスケジュール通りというのは難しくなります。そもそもフィリピンという国柄、時間を守る、またスケジュール通りの時間に、ということに対して日本の様にあまり重要視しあい傾向が強いです。しかもシャトルバンは安い運賃ですので、なおさら「待つ」ということは当たり前。フィリピンでそれなりのサービスを受けるには別途料金を払わなければいけない場合が多いです。

 

乗り心地

前述したとおり、出発予定時間を30分過ぎることは普通で、1時間くらい過ぎても出発しないことも珍しくありません。時間通りに出発したらそれはなかなか運が良いパターンです。バンは走り始めてから約5~6時間くらいでエルニドに着きますが、乗り心地は乗客の数に比例し、またドライバーの運転テクニックにもよります。ですので基本的にはあまり良くありません。座席シートは少し改造されてたくさんの人が乗れるようになっており、前後のシート間も狭く、シート自体もちょっと経年劣化で硬かったします。例えるならシャトルバンのLCCバージョンといった感じになります。

 

安心のトイレ休憩

それなりの長旅になるのでトイレの心配をする人も多いと思いますが、トイレ休憩はちゃんとあります。通常は途中1回のトイレ休憩と食事休憩があり、食事休憩時にもトイレに行けるますので実質2回のトイレ休憩があります。男性であれば、ドライバーに伝えれば道端に車を停めてくれて、その辺の木陰で用を足すこともできます。

 

注意事項

混載シャトルバンの運転速度は速いです。出発は遅いのに車のスピードは速く、座席によってはシートベルトがありません。もしある場合は使用することをおすすめします。ドライバーも含めておそらく90%の人がシートベルトをしませんが、みんながしないからと言って恥ずかしがらずにちゃんと使った方がもちろんいいです。

さらに車内は冷房が効き過ぎて寒いこともありますので一枚羽織るものか、ブランケットを持参すると便利です。冷房は単純に外が暑いからという訳ではなく、ドライバーの眠気を抑える一つの手段として強めに設定されています。

時にはドライバー選曲の音楽が大音量で流れることがありますので、耳栓もあると役に立つかもしれません。

また車酔いしやすい人は酔い止め、万が一の時の為にビニール袋も持ってくと便利です。なるべく移動中に寝て過ごせるように、ちょっと睡眠不足気味で乗ると、5~6時間の移動も寝て過ごすことができ、理想的です。

 

いいシャトルバンに乗れるかは運次第

いろいろネガティブなことをたくさん書きましたが、もちろん中にはスピードを出しつつも安全運転をして、よい接客態度のドライバーもいます。もちろん新車のシャトルバンに出会うこともあるので言う程悪くないと思うケースもありますが、期待は厳禁です。期待するとがっかりビックリしてしまいますし、実際にその期待に応えられる混載シャトルバンはほとんどありません。ですので、とにかく「目的地のエルニドに到着する」というサービスだけを提供されていると思った方がすんなり受け入れられるし、実際そうなのでそういう風に考えましょう。私も過去、特に欧米人がよくクレームを入れているところを見たことがありますが、例えそうしても暖簾に腕押し。反対にフィリピン人乗客が文句を言っているところは見たことがありません。やはりフィリピン人はフィリピンのサービスに慣れており、この国ではそれが普通となります。一度、朝早い出発のシャトルバンの車内の後部座席で若いフィリピン人女性2人が、みんな眠そうにしているにも関わらず楽しそうに大声で歌を歌っていたことがありますが、日本人からすると乗客のマナーもリスクの一つとなるかもしれません。

 

事前予約受付中

いろいろと書きましたが、エルニドに行く手段としてシャトルバンが一番人気なのは事実で、バスに比べて早く着き(バスは安いけど別の種類の不便さがたくさん)、飛行機より安くて手軽。ですので消去法での一番人気ではありますが、これに代わるものが無いのも事実です。「パラワンの海から」では日本人旅行者の方向けにシャトルバンの事前予約を行っております。あくまで予約をして座席を予め確保いたしますが、前述したことを理解していただいた上で利用してもらいたいと思います。もちろんたくさんあるシャトルバン運行会社の中でも出来るだけサービスの質が高いところを選んでおりますが、そもそもの基準が低いのと、たくさんいるドライバーの当たりはずれもあります。でももちろん事前予約のメリットもあります。

 

予約のメリット

確実に座席は予約されますので乗れないということはありません。また料金も予約事務手数料なしの700ペソと同じ料金設定です。これは私がいくら頑張っても日本人の皆さんの為に混載シャトルバンの質を上げることはできないという理由があります。

パラワン島エルニドへのメジャーな自動手段をなるべく簡単に不便な思いをすることなく日本人の方に利用していただき、パラワン島旅行中の移動をよりスムーズにすることが出来ればと思っております。初めて行くフィリピンのパラワン島という場所でイチから一人でシャトルバンを探したり、変な運行会社のバンを選んでしまったりといったことを避け、ピックアップの場所や時間も予約を通して事前に詳細を知ることができ、予約自体に関してのトラブルが万が一発生しても私から直接出来る限りのフォローを受けらるというメリットもあります。

プエルトプリンセサ空港到着時間にあわせたシャトルバンの予約も可能です。また余談ですが、2名様で3席分の座席を予約し、座席スペースを通常より広く確保することもできます。(3名様分の料金が必要です)

 

貸切シャトルバンも可能

混載シャトルバンの他にもお客様1グループのみでご利用できる貸切シャトルバン(7,000ペソ)も手配可能です。より快適にエルニドまで移動したい人におすすめです。貸切シャトルバンのメリットは多く、

  • 出発時間が自由に決められる
  • 予約時間通りに出発
  • 他の乗客をピックアップしたりする必要がないので移動時間の短縮
  • 車内はゆったり
  • 他の乗客に気を配る必要なし
  • お子様連れでも安心
  • よいドライバー

などです。パートナーの運行会社の中でも良いドライバー、VIPゲストがいた場合に対応しているドライバーを指定しますので、安心してエルニドまで移動できます。こちらのサービスは過去に何度も日本人旅行者の方にご利用いただきましたが、混載シャトルバンとは異なり、スムーズに出発し、エルニドに到着して皆さんに満足していただきました。グループの人数が多い場合や、料金が多少高くても、よい環境でエルニドまで行きたい方はこちらを選んでいただく方が確実にいいです。

 

総評

交通インフラがあまりないパラワン島では、混載シャトルバンは地元のフィリピン人にとっても旅行者にも欠かせないものですが、料金が安い分、サービスの質などは期待できません。ただエルニドに行くという手段としてご利用いただくといいかと思います。

せっかくの海外旅行なので、なるべく安心して不便なく、より快適な旅行にされたい方は、貸切シャトルバンのご利用がおすすめです。日本のラグジュアリーバスのような豪華な設備やサービスはありませんが、フィリピンでは難しい「当たり前のことを当たり前にする」というサービスが可能です。

 

混載シャトルバンも貸切シャトルバンもHPの「お問合せ」から簡単に予約できますのでご希望の方はお問合せ下さい。エルニドからプエルトプリンセサ行きのシャトルバンも同じく予約可能ですのでお待ちしております。

 

 

【最新版】エルニドへの行き方と移動時間について | パラワンの海から