フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【ビニール袋なし】エコバック と環境 / パラワン島

 

日本では7月からレジ袋が有料化されたというニュース。

レジ袋有料化し、プラスチックごみ自体の削減に直結させるという意図ではないみたいで、あくまでライフスタイルの見直しのきっかけの一つということらしい。

 

レジ袋つまり日本だとビニール袋と言うが、ここフィリピンではプラスティックバックと言い、現在私の住むパラワン島では大きなショッピングモールではもう使われていない。

 

確か今年に入って禁止されたはずで、今は自前のエコバックか、レジ横に置いてあるエコバックを有料で買うか(約20円~)、無料の茶色い紙袋のみ。いわゆるビニール袋はもう置いてもない。

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紙袋

 

私の記憶だと、数年前にはマニラあたりのコンビニでは既に紙袋だった気がするので日本よりちょっとその部分では進んでいるのかもしれない。

 

当時聞いた話だと、フィリピンではみんなゴミをポイポイその辺に捨てるので、ビニール袋だと排水溝に詰まってしまい、洪水の原因になってしまうからということだった。

 

その辺りのことは詳しくないので真偽の程は分からないが、ビニール袋のポイポイ量が減るのはシンプルに良いことだ。

 

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バスケ大好き…North of Manila October 24, 2015. Photo by Romeo Ranoco/Reuters

 

しかしこの紙袋がなかなか曲者。エコバックを忘れた時や、エコバックが在庫切れでレジにない時などは問答無用でこの紙袋になるのだが、耐久性はほぼ無い。

 

冷たい飲み物や冷凍食品などを入れるとすぐに濡れて破れる。破れたら最後、品物は地面に真っ逆さま。みんなそうなるのが嫌なので、紙袋の下から両手で抱きかかえるようにして歩いている。

 

神経は買ったばかりの商品と紙袋なので、ひったくり犯がヨダレを垂らしそうな無防備な瞬間だ。

 

まぁそれはともかくエコバックを持ち歩くのはよい習慣だと思う。ただ、環境保全ならもっと他にやることがあるとか、エコバックの場合の環境負荷はどうなのかとかという問題があるみたいだけどその辺は専門家に議論を任せるしかない。

 

ちなみにここパラワン島のアイランドホッピングツアーで有名なエルニドでは2018年末くらいからペットボトルやビニール袋の使い捨て製品のツアーへの持込みが全面禁止されている。監視もついて意外と結構厳しく規制している。

 

ちなみに海にゴミを捨てて分解され自然に還るまでの期間はこんな感じ

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プラスティック製品の種類によっては永遠に分解されない

どれも長い年月がかかり、その間ずっと生態系に悪影響を及ぼしてしまう。これを解決するのはゴミを回収するしかないのだが、全部は不可能なので、捨てないのが一番。

 

このままの状態が続くと時が2050年までに、海の中は魚の数よりプラスティックゴミの方が多くなるとも言われている。

 

海に限らず、山も同じで以前に紹介したパラワン島の固有種も年々生息場所の減少で、個体数が減少しているそう。

 

ここも年々いろんな場所が開発されてリゾートホテルなどが出来ているが、個人的には反対、というかもう十分な気がする。未開の土地を掘り出し物のように見つけては新たなリゾートを作り上げているが、なんだか見ていて残念な気持ちになる。

 

その内、ここがどこの国で、何ていう島なのか、世界中の多くの場所と同じような景色になって区別がつかなくなるかもしれない。

 

 

環境保全をテーマにした世界最大のソーラー双胴船とパラワン島のコラボ記事はこちら

palawan.hatenablog.com

 

 

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