フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【パンツも飛ぶ】最近のパラワン島 / フィリピン

 

 

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フィリピンの感染者数10,794人。死者数719人。※5/10時点

 

 

 

3月半ばから突然始まったロックダウンももうすぐ早2ヵ月。

 

現在も外出時は各所の検問を通過する為に必要な「Quaranteen pass」と呼ばれる「許可証」を持たなければならない。またマスクも必要。

 

日本と異なり「自粛お願いします」ではなく強制力があるのでこのロックダウンで仕事が無くなろうが収入がなくなろうがルールを守らないと最悪の場合は逮捕までされてしまう。

 

 

現在フィリピンでは主に3つの状態がある。

 

1.ハードロックダウン

主に限定された特定の地域で48時間程度、該当地域を隔離。厳しく外出、移動制限が行われ、他の地域への移動は不可。基本的にはハードロックダウンが決まったら食材を買い込んでホームステイするしかない状態。

 

2.ECQ

基本的にはホームステイだが、許可証があれば生活に必要な買い物等は日中可能。夜間は外出禁止。公共交通機関は停止。生活に最低限必要な業種(一部の政府機関、農業、漁業、電気水道等のインフラ、病院、薬局、銀行、食品を売っている市場、店)以外は営業禁止。レストラン等はテイクアウト、デリバリーは可能。学校は休校。

 

3.GCQ

 

ECQの緩和バージョン。詳細は下記。

 

最終的にこのコロナを終息させ、国全体で「New Normal」と呼ばれる新しい生活スタイルへの移行を目指している。

 

ここパラワン島は3月15日からECQ適用地域となり、5月1日からGCQに移行。これは5月15日までの予定。その後はコロナ感染状況により決定される見通し。

 

このブログを書いている5月10日時点ではGCQ中のパラワン島。生活する上で主に以下のようなことがいろいろと制限されている。

 

  • 20歳以下または60歳以上、また健康上も疾患がある人や妊娠している人は外出禁止(例外有)
  • 外出時は許可証とマスク着用必須
  • カテゴリー1,2,3に分類される業種以外の営業は不可
  • レストランはテイクアウト、デリバリーのみ営業可能
  • 学校は休校
  • 酒類の販売禁止
  • 20時~5時は外出禁止
  • 集会やパーティーの禁止
  • 行政の管轄地域から別の管轄地域への移動禁止

 

 

パラワン島の本島で現在までに確認された感染者は2名。その内1人はオーストラリア人で3月下旬に既に帰国済み。他の1人は現地住民で死亡している。

 

ただ感染が拡大している地域と比べると感染者数は少ない為、上記のようなECQ、GCQ下であっても少し緩い印象で、シャッターを下ろし、一見閉まっているように見えるお店が実は営業していたりもする。

 

フィリピンでは基本的に何か新しいルールが出来たりしても気合を入れてしっかり実行されるのは最初だけで、後はなし崩し的にグダグダになる傾向があるのでそれも影響していると思われる。

 

余談だがフィリピンでは急に翌日が祝日や祭日となったりすることがあるくらい「急に」いろいろと決定されるので今回のコロナの件でも同様。GCQの期限があと5日に迫った現在でもそれ以降どうなるかはまだ決定されていない。

 

 

行政からは現金や食料の支給があったりもしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらが十分かどうかは別として大統領ももうお金がないといいながらもそれなりに頑張っている。

 

私が住むプエルトプリンセサ市ではGCQになってから公共交通機関の無料が始まった。

 

 

ソーシャルディスタンスを守る為に乗客を大勢乗せられないので、必然的に運賃が高くなってたりして「収入なし、でも移動費はいつもより高い」状態になっていたので下の政府機関のニュース動画を見るとみんな助かっているみたいで好評。

 

 

 

 

詳しくは書かないが、大半のフィリピン人の所得は日本人のそれより比べ物にならない程低く、貯金等もしない、もしくは出来ない為、かなり生活苦の状態。物価も年々上昇しており、一部は日本と同等かそれより高いものも珍しくはない。

 

今はフィリピンらしく、「何とかなるさ」の精神で乗り切っている感じ。今後どうなっていくかまだはっきり予想出来ないし、私自身も仕事は休業、固定費だけ払い続けている状態なのでとても頭が痛いが、何とか出来るだけ耐え忍んで、また以前のような日々に戻るのを待つしかない。そんな今日この頃。

 

 

そらに浮かぶパンツ・・・・

 

 

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・・・ではなく

 

 

これはパラワン島に住むこの人が作った巨大凧

 

 

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タコを飛ばす為の外出はいいのかという議論は置いておいて…汗、この人はこんな時期にあってもクリエイティブな心を無くさないでという若者に向けたメッセージを込め、地方ニュースに掲載された。

 

 

さあ明日も出来ることをやろう、できればクリエイティブなことを(笑)

 

 

 

palawan-traveling.com