デング熱1日目
前回のデング熱0日目の続きで、何も気づかないまま眠りにつき、地獄行きのスタートダッシュを決めた私。その夜は何度も途中で目が覚める。ただ昔から寝ぼけ癖があるので、夜中起きても状況が理解できずに、なんか寝苦しいなと思う程度。
強烈な全身痛と頭痛
6月22日。朝5時に本格的に目が覚める。この時点で強烈に身体と頭が痛い。ここでやっと風邪を引いたんだと思い体温を測ると38.8度。ちょっとびっくりするも朝ごはんをしっかり食べて休めば治ると考える。
歩いてキッチンに行きフラフラしながら野菜炒めを作る。そして食べようとするもまったく食欲が無く、ただ食べないと良くないと思い無理やり口に押し込む。もうなんか布を食べているような感覚しかない。そしてベットに戻る。
急な高熱!
ベットに横になるも30分前より体調がさらに悪くなっている。じっとり汗をかいているのに悪寒がする。ベットから動けないどころか寝返りをうつもの大変な状況に。とにかく頭と体が痛い。変だと思い再度体温を測ると39.8度。過去最高記録を更新。ここでやっと急な高熱なのでデング熱を疑う。スマホでデング熱について調べたいがスマホを使うのも苦しくて断念。病院にも行こうかと考えたがそもそも動けない。このまま熱が42度とかになって死ぬのではと一瞬考える。
天下のジョリビーは役に立たず
ベットの中で小さくなり、ひたすら痛みを我慢しながら寝て起きてを昼まで繰り返す。デング熱で死なないとこは知ってたが、何も食べず飲まずをしていると脱水症状でアッチの世界に行ってしまう可能性もあるし、もう一人では何も出来ないので、なんでもいいから買って来てと知り合いに助けを求める。
昼過ぎにフィリピンで大人気のジョリビーのセットとマカロニスープを持って来てくれたが、起き上がって食べることが出来ず、寝転がったままマカロニスープを食べる。
しかし身体がマカロニスープを受け付けない。スプーン2杯で終了。もちろんチキンジョイとかライスは視界に入るだけで頭痛が増して体力を奪われるので一口も食べれず。
フィリピン人がデング熱になってもジョリビーをおいしく食べるのか気になるところだが、純度100%の日本人の私には厳しかった・・・。
命綱のオレンジとポカリスエット
お隣のダンナさんに私が具合が悪くなっていることを伝えてもらい、ポカリスエットとなんでもいいのでフルーツを買ってきてもらうように伝えてもらう。そしてバナナとオレンジを買って持って来てくれた。
バナナは受け付けなかったが、私が愛媛出身だからかオレンジは1個だけ食べられた。この時からオレンジとポカリスエットが唯一のエネルギー補給となる。
長い1日
動けないので、とにかくベットの上で1日を過ごす。体温は38度後半~39度前半を行ったり来たり。じっとしていてもつらいので寝たいのだが、なかなか眠れない。寝てもすぐに目が覚める。そして寝汗がすごいので着替えるの繰り返し。
夜はお隣の奥さんが焼き魚とご飯を持って来てくれたのだが、頑張っても3口が限界。残りはココアのエサに。ココアの喜ぶ顔が目に浮かぶ・・・。ご飯は1口も食べれず。
常に体は汗ばみ不快感。シャワーを浴びたいがまだ動けず。相変わらず全身が痛く、頭痛がすごい。これがあと数日続くのかと思うと気持ちが落ち込む。
さらに明日は誕生日。フィリピンで誕生日にピンポイントでデング熱になる不運な日本人は他にいるのだろうか・・・。いたらすぐ友達になれそうだ!
【体力】10%
【症状】高熱(MAX39.8度)、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪寒、食欲不振
【思考】しばらくジョリビーは見たくない・・・。誕生日?なかったことにしよう!
デング熱2日目は次回!