フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【行政支援】コロナ渦のフィリピンで受け取ってきた支援金&物資 / パラワン島

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パンデミックのフィリピン

緊急事態宣言が出された日本。ちなみにフィリピンでは昨年の3月16日から国家災害事態宣言(state of calamity)というのが発令され、そのまま途切れることなくずっと期間を延長され現在に至っている。

 

日本もフィリピンも大変だが、気になるのは日本の緊急事態宣言による時短要請の店舗への補償。

 

それらが十分なのかどうかはその人の立場や事業の規模によると思うが、他にも今回のコロナ禍で失業したり休業を余儀なくされた人も多いはず。

 

それらの人々の支援体制については皆さんの方が詳しいと思うが、ここ南国フィリピンのコロナ渦による支援実態どうなのかということを今回ちょっと紹介。

 

ちなみにフィリピンは2020年の3月半ばから現在に至るまで世界最長のロックダウンを行っていて総合的に見て日本より厳しい制限付きの生活となっている。(厳密に言うとレベル分けされたコミュニティ隔離措置)

 

現在はちょっとグダグダ状態になりつつあるものの、国内移動でですらかなり制限されているので旅行業界は瀕死、飲食店もダメージを受けている。

 

 

フィリピンと日本との違いは要請ではなく、規制という形で強制力がありので罰則もあるし、悪質な場合は逮捕というのもあったりするので営業しちゃダメと言われればそれに従うしかない。

 

ちなみに私の場合は旅行業界なので棺桶の中で眠っているような感じで不景気を通り越して仮死状態。突然のロックダウン開始から現在までの約10ヵ月間収入がなくなってしまうという状態になっている…涙

 

そんな背景の中、行政からの支援はどんな感じなのかさっそく紹介してみよう。ちなみにフィリピンは各自治体によって対応が違うので今回は私の住むパラワン島のケースで実体験を元にご紹介。

 

1回目の支援

まず最初に支援があったのは4月。

 

いきなり住んでいる地域の自治体から1,500ペソ(約3,000円)が手渡しされるというサプライズ

 

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当時のツイート

この時期は各地でこういう動きがあったが、近所なのに貰った人と貰っていない人が混在するというザ・フィリピン的な対応。それでもロックダウンに伴う素早い動きで住民を助けようという意気込みが感じられたのは確か。

 

2回目

そして2回目はその約3週間後。

 

米や缶詰、インスタントコーヒーなどの初の食料現物支給。

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これ

一体何日分なのかは不明だが気持ちはとてもありがたい。。

 

3回目

そして3回目はその約1週間後の5月2日。

 

貰ったものはお米と鶏肉。前日に突然役所の人が来て引き換え券を渡され、翌日の朝の玄関前にその引換券とイスを出しておくとそこに置いていってくれた。

 

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引換券

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米と鳥肉…

私の場合はちゃんと鶏肉の状態でもらえたが、フィリピンらしく生きたニワトリを現物支給された家も多かった。

 

ちなみにこの時期はあらゆる業種が営業不可で完全にステイホーム状態。いろんな場所に検問もあり、不要不急の外出は出来ない時期。

 

その後しばらくしてから外出許可証が貰えて検問を突破できるようになる。

 

4回目

そして4回目はその約3週間後の5月26日。

 

米10kg。ツイッターでは3回目と書いているが確認すると4回目だった。

 

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これ

 

5回目

そして5回目は1ヵ月以上の期間を経て再度米10kg

 

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これ

基本的に米さえ食べていれば餓死することはないだろうというサバイバルな感じ…

 

この頃は近所の大人や子供のフィリピン人が家の近くの野ニワトリを取っていいかと聞いてくることが多々あった。

 

とにかく10kgの米を買うと500ペソ前後(約1,000円)するし、配ってくれるのは買って運ぶ手間が省けるので何であろうと結ありがたい。

 

さらにこの時期前後にコロナ渦で休業した民間の事業者に初めて国から従業員一人当たり5,000ペソ(約1,1000円)もしくは8,000ペソ(約17,000円)の支援が単発であったと記憶している

 

フィリピンでは休業する際にも役所に休業届けみたいなものを出さないといけないので私の場合は再開する時に手間が結構かかるので申請しなかったがそれなりの数の人が貰ったはず。

 

6回目

話を戻すと、5回目に米を支給してもらってから5ヵ月後の忘れかけた年末に6回目の支援。

 

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6回目

この時はこの引き換え券を持って近くの町役場の広場に自分で取りに行く初めてのバージョン。おそらく配るのが大変になったのだろう。

 

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白いのが米が入った袋

 

ということで現在時点までで行政から合計6回の支援を貰っている。

 

日本とは物価が違うので大した物を貰っているようには見えないかもしれないが、ここで生活しているとこれでもとても助かる(無職だし…)

 

特に本当に生活に困っている人にとってはかなりありがたいはず。

 

これらは私のケースで一般住民として受け取ったものだが、医療従事者や高齢者には国から数回臨時の金銭的支援があったとその時々のニュースで見た。

 

これで十分かどうかはさておき、折に触れていろいろ貰えるのは嬉しいもの。

 

しかし経済はかなり低迷しているのに意外と元気なフィリピン人の皆さん。一時は治安が悪くなったり餓死する人が出てくるんじゃないかと心配したが、よく考えれば多くのフィリピン人はその日暮らしなので私みたいな甘ちゃんとは比べ物にならないサバイバル能力があり、実は平時とあまり違いはないのでは?とさえ感じる…汗

 

そんなこんなで今回は今まで私が受け取ってきた支援金や物資を紹介しました。

 

 

 

 

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