フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【パラワン島】世界遺産で賑わった町へ行く/コロナ渦・フィリピン

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世界遺産の町サバン/ パラワン島・フィリピン

 

世界遺産アンダーグラウンドリバー

日本ではまだあまり知られていないが、パラワン島と言えばフィリピン最後の秘境と呼ばれ、その豊かな自然を求めて毎年世界中から多くの観光客が訪れている。

 

そんなパラワン島で有名なのがアンダーグラウンドリバー(地下河川)。私が住むパラワン島の州都にあり、家から約70km。

 

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現在はフィリピンのコロナ渦の影響を受けて閉鎖中なのだが、島内の移動が出来るようになったので町の様子を見に行くことにした。

 

 

 

出発

晴天の9月20日(日曜日)、バイクに乗って出発!目的地までは寄り道しなければ約1時間30分道のり。

 

昔は舗装されていない道路だったけど、今は全面コンクリート舗装。目的地は世界遺産への玄関口となるサバンという町。

 

道は単純で家の前の国道を北に向かいその後、2,3回分岐を曲がれば到着

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国道(ナショナルハイウェイ)

 

道のり

特に急ぐ理由もないのでのんびり写真を撮りながら進むとしよう!

それにしても天気がよくてドライブ日和。ちなみに今は雨期だが、晴れるととても暑い…日焼け止めは必須

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緑と青が映える

 

路肩に停まっていたトライシクル

パラワン島では庶民の近距離、中距離の足として使われている。後ろから見るとGOD BLESS OUR TRIP と書かれているのはフィリピンっぽさが出ててなかなかいい感じ

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バイクにサイドカーがついたトライシクル。バイクタクシーのようなもの。

 

こんな感じてまっすぐ走ること約50分、最初の分岐に到着。左が目的地のサバン、右に行くと有名なエルニドへ続く道。

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数年前まで看板は無かったが今は親切になった

ここでちょっと小休憩して喉を潤す。

フィリピンではサリサリストアと呼ばれる小さな商店がいくつか並んでいるのでその中の一つでジュースを買った

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大小様々なサリサリストアはどこにでも点在

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C2。甘いアップルティー(約25円)

 

そして再度出発。道路の脇をみれば田んぼもチラホラ見えてくる

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そして2つ目の分岐。パラワン島州都プエルトプリンセサ市のシンボルであるクジャクがお出迎え。

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ちなみに羽の数は町(フィリピンではバランガイと呼ぶ)と同じ。確か66の町だったはず。

 

この分岐を過ぎると道は少し狭くなり、片側一車線の道路は木々で覆われ始める。

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田舎になってくるのでバイクはノーヘルが目立つし、中央の車線はあって無いようなものなので、対向車やバイクがはみ出してくるので運転はちょっと注意が必要。

 

フィリピン人の運転はヘタというか、自分本位なので協調性はない。またこの辺りから道路のところどころで大きな溝や段差があったりするので、知らないで走ると突然のくぼみにタイヤをとられて転倒してしまうこともある。

 

しばらく進むと海が見えてきた。

パラワン島の西側の海。

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誰かのプライベートビーチで立ち入り禁止みたい。でも中の人に声を掛ければ大丈夫。適当に世間話から入って話をするとだいたい優しく接してくれる。

そして写真だけ撮らせてとお願いしたらすんなり入れてくれた。こういう緩さはフィリピンのいいところだ。

 

ちょっと寄り道するには良いビーチ

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透明な水

次は上空から。

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この海の色

なんかもう今すぐ泳ぎたい気分!でも今日の目的は別にあるのでこのくらいにして先に進む。

 

しばらく進むと大きめのお店が見えてきた

ここは実はアンダーグラウンドリバーのツアーへ参加した人の道中の休憩地点。軽食やお土産を買えたのだが、今は閉まって人気がない…

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寂しい光景

大丈夫かな…ちょっと心配…

 

さらに進んで展望台を発見。

ツアーでも時間的に余裕があると寄ったりする。トイレもあるのでトイレ休憩も可能。ここも人はいない。

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見えるのはウルガンベイという湾

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あんまり寄り道していると到着が遅くなるので先を進む、さっきまでの海が見えるゾーンを過ぎるとまた緑のゾーン。こんな道を進む。

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目的地まであと10キロの所で検問が!

 

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特別な理由がない限り通れないかと思ったが、マスク着用と体温チェック、それに名前や住所の記載だけで大丈夫だった…(安心)

 

軍や警察車両も待機していてちょっと物々しいさが漂っていたが、道路の脇を見ると綺麗な花が咲いていて平和な心を取り戻す…

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そして残りの10kmを走り、目的地の町サバンにやっと到着!寄り道してたら3時間くらいかかってしまった…汗

 

 

世界遺産の町の今

サバンは海に面した小さな町

入口のすぐ向こうに海が見える

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入口

 

入口を抜けるとすぐに世界遺産の管理事務局がある。ここはツアーガイドがアンダーグラウンドリバーへ行く為の最後の手続きを行う場所。

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こんなのが置かれている

 

事務所を抜けるとボート乗り場だが、今は誰一人としていない。普通ならボートを順番待ちする観光客やその観光客目当てに南国フルーツを使ったシェイクを売る人などで賑わう場所なのだが…

 

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こんなに閑散としているのは1999年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されてから初めてだろう。

 

ちょっと感傷的な気持ちになったが、お腹が空いたので昼ごはんの為にその辺の商店の一角にある食堂へ。

鍋に入ったおかずを選んで食べる。

 

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これで70ペソ(約140円)。やはり観光地なのでこれでもちょっと値段は高め。普通なら55ペソ(110円)くらいが相場だが、味はなかなか美味しい。

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ライスとフィリピン料理のチキンアドボ

ツアーで行く場合はもう少し先にあるレストランでランチビュッフェが付いているので、いろんなフィリピン料理をお腹いっぱい食べれるようになっているが、今はもちろんやっていない。

 

ちなみにATMもちゃんとあります。

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さて、お腹も満たされたので、もう少し町の様子を写真に撮ってみよう!

 

これが先ほどのボート乗り場。

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このボートで働いていた人達は今は仕事がないので、漁師として魚を採ったりしている。ただ本来はツーリストボートと漁業用のボートを兼用して使うことは出来ないのだが、そんなことを言ったら生きていけなくなるからまぁみんな見て見ぬふり。

 

このボート乗り場からボートに乗って約15分で国立公園の入り口のビーチへ到着するのだが、今日は残念ながらそこまでは行けない…

 

場所はこの写真の奥の奥のあたり。

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この辺りの海も綺麗で、運がいいとボートに乗っている最中にウミガメがこんにちわと海面に顔を出してくれたりする。


沖の方はこんな感じ

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おわりに

世界遺産の町も今は閑散としてしまっているが、写真で見るように相変らず自然はとても綺麗。

 

それにちょっと先へ進むとここに住んでいる地元の人達の家もあり、雰囲気も意外と長閑だ。

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外に干された洗濯物

今は仕方がないけど、またいつかここが以前の賑わいを取り戻す日がきっと来ると思う。

これが年間約50万人が訪れるこの小さな町の今でした!

 

 

おまけ1

こんなジプニーを見かけました。ボートを乗せてこれからどこかに行くのかな

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先月のパラワン島を撮影した動画です。時間がある方はぜひ見てみてください。

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