・プエルトプリンセサ地下河川公園とは
フィリピンのパラワン島の中心地にあるプエルトプリンセサ国際空港から北に約80キロの位置にある国立公園です。
1999年には世界自然遺産に登録されただけでなく、2011年には新世界七不思議自然版にも選ばれました。
そこにある鍾乳洞内を流れる地下河川は通称アンダーグラウンドリバー(PPUR:Puerto Princesa Underground River)と呼ばれパラワン島で大人気ツアースポットです。
アンダーグラウンドリバーツアー
このアンダーグラウンドリバーをカヌーで巡るツアーが世界遺産アンダーグラウンドリバーツアーとなります。ツアーの概要は下記の通りです。※プエルトプリンセサ市内のホテルに滞在の方のみ参加可能
- ツアー料金:2,200ペソ(3~5歳1,800ペソ)
- 環境税:150ペソ
- 所要時間:約8時間(ホテルお迎えからお送りまで)
- 含まれるもの:ホテル送迎、往復ボート、カヌー、ガイド(英語)、レンタルオーディオ(カヌー乗船時のみ)、入場料、入場許可証、ランチブッフェ付ガ
ツアーの行程と楽しめるポイント★
ツアーの最大の見どころはプエルトプリンセサ地下河川国立公園スタッフの漕ぐカヌーで巨大な鍾乳洞内を流れるアンダーグラウンドリバーを巡ることです。その他にもたくさん楽しめるポイントやオプションのアクティビティもあります。ツアーの行程とそれぞれのポイントは以下の様になります。
① ホテルお迎え
ホテルの場所によって時間は異なりますが午前7時~8時30分の間にご宿泊先のホテルにツアーのお迎えのバンが来ます。
② 港へ移動
約80キロ離れたサバンと呼ばれる町へ一度休憩を挟んで移動します。所要時間はツアー参加者のお迎えが全て完了してから約1時間30分~2時間です。この移動中にガイドからツアーに関しての説明や注意事項が伝えられます。
ポイント:港に近づくにつれ車窓からパラワン島ならではの自然豊かな光景を楽しめます。
③ 国立公園に向かうボート
港に到着後、地下河川公園へ向かうボートの順番待ちをします。
ポイント1:サバンの港は美しいビーチ沿いにあります。小さなお店もあり、マンゴーシェイク等(80ペソ~100ペソ)を飲んだりちょっとしたお土産を購入することも出来ます。
ポイント2:この待ち時間に下記に記載のオプションのアクティビティを希望者向けに行います。
④ ボートの待ち時間にオプションのアクティビティ
アンダーグラウンドリバーツアーには3つのオプション(有料)のアクティビティがあります。当日の状況や天候、また同じグループツアー参加者の希望により決定されますので事前に予約は出来ませんがツアーの思い出の一つになりますのでご興味のあるものに参加されることをお勧めします。以下におすすめ順に説明します。
・マングローブツアー(350ペソ / 人)
スタッフの漕ぐボートに乗って約1時間弱、左右をマングローブに囲まれた川を進むツアーです。体力を使わずにボートに乗っているだけでパラワン島の大自然やそこに住む動物を見て楽しめます。体力を使わない為お子様もご高齢の方にもおすすめです。
・ジップライン(550ペソ / 人)
高さ45メートル、長さ800メートルのパラワン島で一番長く、そして海の上にあるジップラインです。約1分30秒間、海の上を飛ぶような感覚を味わうことが出来ます。
パラワン島サバン(Sabang)にあるジップライン(Zipline)
— パラワンの海から 𓆛 KEI (@palawan_japan) 2019年9月8日
高さ45m 長さ800m
約1分30秒~2分間の空中移動
アンダーグラウンドリバーツアーのついでに体験可能☝️#パラワン島 #ジップライン #zipline #アンダーグラウンドリバーツアー #palawan pic.twitter.com/b0qtAsq8cW
※スタート地点に行く前に10分程度のちょっとしたトレッキングが必要です。またハーネスを装着する為、ワンピースやスカートはあまり適してませんので注意しましょう。
・ウーゴンロック(200~750ペソ / 人)
約30分程度、山の洞窟内を登り進みながら山頂を目指します。山頂は景色が良く、そこからジップラインをすることも可能です。クライミング(250ペソ)、ジップライン(約500ペソ)。
※途中ハーネスを装着して急な岩肌を登ったりする必要があります。お子様やご高齢の方にはあまりおすすめできませんのでご注意下さい。参加される方は適切な服装、踵のある靴等で安全に楽しみましょう。
⑤ ランチタイム
港の近くのレストランでツアーに含まれているランチとなります。
ポイント:ランチはビュッフェ式で、いろいろなフィリピン料理を味わえます。別途有料でビールなどもオーダーできます。
⑥ ボート移動
ランチの後はそろそろボートに乗る順番となります。約20分のボート移動の後、国立公園に到着します。
ポイント:ボートに乗り、港から見ていた海を進みます。綺麗な景観と運が良ければウミガメが息継ぎで海面に出る瞬間を見ることができます。
⑦ 国立公園へ到着
ボートは地下河川国立公園のビーチへ乗り上げる形で到着します。このボートを降りる際に膝付近まで濡れますので適した服装でツアーに参加しましょう。
ポイント:綺麗なビーチや、アンダーグラウンドリバーの看板など写真撮影スポットが多くあります。
⑧ カヌーに乗り込む準備
ガイド引率でアンダーグランドリバーの入口に進みます。途中カヌーに乗った際に音声ガイダンスを聞けるようにオーディオ自動音声機(日本語対応)などを受け取ります。
ポイント:そのエリアには野生の鳥や猿などの動物もたくさんいます。人気なのはオオトカゲ、その付近で数匹見かけることが出来ます。
⑨ 約45分間のカヌーの旅
順番が来たら国立公園のスタッフが漕ぐカヌーに乗りアンダーグラウンドリバーを進みます。鍾乳洞内は壮大で神秘的な体験をすることが出来ます。
ポイント:気の遠くなるような長い年月が創り出した世界的に稀で大規模な自然を体感出来ます。
⑩ ホテルに戻る
カヌーから戻ってきたら、ボートに乗り、港へ戻り、バンでホテルへ戻ります。ホテルへの到着時間は通常16時~17時ごろとなります。
ポイント:途中希望があればお土産屋さんに寄ることもあります。日本へのお土産も必要であれば購入出来ます。
※「世界遺産とエルニドへの旅ツアー」をご予約の方は途中でエルニド行きのバンへ乗り換えを行いエルニドへ向かうようになります。バンの乗り換え場所では小さな商店等がありますのでエルニド行きのバンが来るまでそちらで待っていただくようになります。エルニド到着時間は20~21時30分ごろになります。
⑪ ツアー終了後は自由時間
ツアーはホテルへお送りして終了となります。その後、シャワーを浴びたり、少し休憩した後でも時間はありますので、夜はお好きなレストランで夕食をとったり自由な時間も確保できます。
ポイント:ツアー当日にプエルトプリンセサを出発するフライトがある場合でも飛行機の出発時間が19時以降の場合はこのツアーに参加出来ます。ご希望の場合はホテルではなく最後は空港へお送りすることも可能です。
※ツアーの行程は当日の状況、天候等により前後したり一部変更、省略されることがあります。
持参するといいもの
・カメラ
鍾乳洞内のアンダーグラウンドリバーは高性能な機材がないと撮影は難しいですが、港や地下河川公園内などで海やビーチ、ボートや動物を撮ったりと役立ちます。濡れることはありませんので防水でなくても大丈夫です。
・防水バック
荷物がびしょ濡れになることはありませんが、港からボートに乗って移動する際に海のコンデション、天候によっては水しぶきがかかる場合がありますので普通のカバンをご持参されるより便利です。港に到着した後に、現地でも様々なサイズの防水バックを安く購入することが出来ます。
・歩きやすい靴
足元は濡れてもいい歩きやすいものを用意するといいです。ボートやカヌーへの乗り降りの際に濡れますのでスニーカーなどは不便です。できれば踵まで固定できるクロックスのような靴が最適です。
・日焼け止めなど
晴れると時期にかかわらず日差しが強いですので日焼け対策が必要です。あとは汗をかいたり、突然のスコールなどもありますのでタオルやちょっとした着替えなどがあると重宝します。また虫よけクリーム等も肌の露出部分には塗った方がいいです。
よくある質問
水着の着用は必要ですか?
このツアー中に海で泳ぐことありませんので必要ありませんが、ボートからビーチへ降りる際に膝付近まで濡れる場合がありますので足元は濡れてもいい服装が必要です。
ツアー中の荷物は?
ツアー中に出歩く際に必要のない荷物はツアーの車の中で保管出来ます。ただツアーに必要のない大きなお荷物のご持参はお控え下さい。
エルニドからツアーに参加出来ますか?
このツアーはプエルトプリンセサから出発のツアーになりますのでエルニドからはツアーに参加いただけません。
まとめ
世界中から国籍を問わず多くの方が参加する大人気のツアーです。パラワン島のプエルトプリンセサに滞在する場合は1日でいろんな体験ができますのでおすすめです。カヌーに乗って進む、貴重な45分間のアンダーグラウンドリバーはもちろん、ツアー全体を通して多くの思い出が出来ると思います。何よりツアー料金も2,200ペソ(約5千円弱)と安く、1日で行けるのも魅力的です。
パラワン島旅行では外せないツアーの一つです。
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