今週は衝撃のニュースが飛び込んできた。
それはパラワン島州議会がフィリピンタイムの撲滅を目指し、役所、学校、民間会社、ラジオ局に「正確な時間を示す」時計を公式に設置するというもの
時間に遅れることは当たり前というこの「フィリピンタイム」に終止符を打つべく、気象庁が提供する正確な時計を各所に設置するという気合の入れよう
「時間をちゃんと守って、上手に時間を使えるようになると家や学校、職場でもっと有意義で生産的になれますよ！」by この案の発案者で議会メンバーのライアンさん
ちなみに私が読んでいるのは小学生新聞ではない・・・
とにかくフィリピンに少しでも関わりのある人だと９９．９９％実体験があるフィリピン人の遅刻・・・
かく言う私も現在進行形でいろいろと迷惑をかけられているが、プライベートに関しては「ああ、今起きたの？そう、遅れるのね、大丈夫。わざわざ連絡してきてありがとね！」という具合の神経系のガンでもうステージ４まで達している。噂ではステージ５になると時間が止まるらしい・・・
とにかく事前に連絡くれるだけでありがたい、もっというと来てくれるだけでありがたい、という進行具合で、自分自身も「どうせ相手も遅れるから自分も・・・」という考えが常に頭をよぎっている
先日もペンションの宿泊者がレンタルバイク屋にスクーターを２４時間借りたが、レンタルバイク屋が引き取りに来たのは７２時間後だった。別に私に実害がないのでどうでもいいが、もちろんその空白の４８時間の間に連絡は一切ない。
さらには増設した防犯カメラも不具合があったので４日前に連絡したが、そこは翌日来ると言ってまだ来ていない。もう分かっている、来ない。
フィリピンタイムに話を戻すと、これはそう単純な話ではない。ただ時間にルーズというのではなく、ルーズなのは主にスタート時間だけ。その証拠に仕事だけは定時できちっとあがる。定時が１８時なら１８時００分４５秒はオフィスのドアを押している時間だ。
何はともあれこのフィリピンタイムが無くなってくれるなら大変ありがたいが、時計を置いたくらいでは絶対に無理だろう。
そもそも正確な時間を示す時計はどこかの機関がわざわざ設置しなければならないのだろうかという疑問、また正確な時間を示さない時計って何？という疑問もあるが、普通に設置すると電池が切れたら永遠にそのままなので誰かがやらなければならないのがフィリピン。その証拠に月一回の点検も今回の施策に含まれている。
しかし先読みするとこの点検もちゃんと時間通りにくるかどうかあやしい・・・最終的には来ない可能性も高い・・・
個人的なアイデアとしては遅刻したら２４時間大好きなフェイスブックが起動しなくなるアプリを強制的にインストールする方が効果的かと思う今日この頃・・・
今日は出先から近所の食堂で遅めの朝ごはん
— パラワンの海から 𓆛 KEI (@palawan_japan) 2019年3月19日
壁時計は13:09
自分の腕時計は9:46
フィリピンではよく異空間に飛べるからうれしい!!(汗) pic.twitter.com/2YTuRvdjPX
