フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【フィリピンでビーガン】いつか未来の主流になり得るのか?

 

ビーガン フィリピン

 

昨年アメリカのバーガーキングではビーガンの人々が食べられるハンバーガーを発売したみたいだが、その後ビーガンの人々から集団訴訟を起こされる羽目になったらしい。

 

理由はビーガン向けのバーガーのパテを調理する際に、通常の肉のパテを焼くのと同じ調理器具を使用したからである。

 

同じくファストフードのケンタッキーはビーガン向けのチキン風バーガーとチキン風ナゲットを開発し人気を得ている。

 

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一体ビーガン(ヴィーガン)とは何なのか。

 

ビーガンとは

 

ビーガンとは簡単に言うと動物性由来の食べ物を一切食べない人々のことで、肉や魚はもちろん、卵、バター、料理に使う油も動物性であればNGになる。

 

ベジタリアンの一種ではあるが、普通のベジタリアンの場合は肉のみNGとか、乳製品はOKとか、人によっていろいろだが、ビーガンの場合は乳製品も口にしない100%植物由来の食品のみを食べるという主義でより制限が厳しい。

 

なぜビーガンになるのかは、地球の環境の為とか動物の為とか、健康やアレルギー、信念など、人によって様々らしい。

 

 

 

 

ただ世界的な有名人や、トップスポーツ選手たちの中にもビーガンとして生活している人も多く、その影響を受ける人も多いみたいである。

 

ビーガンの宿泊客

私はフィリピンのパラワン島でヴィラサクラというペンションハウスもやっているが、特にヨーロッパからの宿泊客はビーガンの人が多かった。感覚的にはヨーロッパからだと10組中1~2組くらいはビーガンな感じ。

 

チェックインの前に事前に知らせてくれればいいのだが、だいたい到着してからビーガンであると伝えてくるので朝食などが大変。

 

しかもここフィリピンはお世辞にもビーガンが過ごしやすい国とは言えない、というかビーガンにとっては対極にある環境と言っても過言ではない。

 

なので彼らもそれを知ってか知らずか、食べに行けるお店がないので、普段出していない晩御飯も何とか提供して欲しいとお願いされることがほとんど。

 

しかしスタッフも辛うじてベジタリアンという言葉は知っているがビーガンに関しては知識ゼロ。

 

説明しても「なんでそんなことしてるの?お肉食べれない人生なんてやばくない?」という感じになる。

 

もう肉どころか普段使っている油もダメとか言っても肉とコーラで育ってきた場合だと言葉は通じても理解は出来ない…

 

私も偉そうなことを言っているが、初めてのビーガンのお客さんが来た時には良く知らなかった。ただアレもコレもダメダメと言われてから調べて知ったのである。

 

ただその後に絶望が来る…「一体何を出せばいいのか…涙」

 

 

 

フィリピン×ビーガン

フィリピン料理でそのままビーガンに出せるものは私が知る限りゼロ。この辺のスーパーに行っても簡単に使えそうなものは売ってないし、何だかいけそうな食品も原材料を確認するとNG材料が入っている。

 

なのでもう米と野菜と南国フルーツしか出せるものはない。しかし1泊くらいならまだしも一週間とかになるとレパートリーは尽きる。正直言うと3泊でもキツイ。

 

エクストラバージンオリーブオイルでバナナキューでも作ろうかと思ったこともあったがそんなことしたら法外な値段になってしまう…汗

 

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串刺しのバナナを揚げて砂糖をまぶしたフィリピンのバナナキュー

 

なので蒸し野菜と白米のバナナを添え、みたいな謎の特製オリジナルビーガン料理を恐る恐る出していた。

 

しかし優しい彼らは文句を言うどころか、他ではあっさり断られたからリクエストをきいてくれてありがとうさえと言ってくれた。

 

確かに高級リゾートならまだしも一泊3,000円くらいの宿だとビーガンとか言っても秒で断られるのは想像できる…

 

そんなこんなで界隈ではビーガンに優しい宿としての名声を得ているような得ていないような気が勝手にしていたが、先日たまたまとあるネット記事を読んだら、実はフィリピンには500件以上のビーガン向けのレストランがあると書いてあり驚いた。

 

もちろんそれなりの観光地には外人も多く来るのでそういうレストランはあっても不思議じゃない。ただ500件越えはビックリ。

 

実は結構あったビーガンのお店

500件。ただコロナパンデミック直撃なので今は何件生き残っているかは不明だが、このサイトで各地域ごとのレストランの詳細が分かる。

 

残念ながら私の住むパラワン島のプエルトプリンセサ市には1件もない。一番近所のお店でも車で約3時間なので味見しに行くには遠すぎる。

 

ちなみにパラワン島全体だと離島も入れたら7件くらい。

 

島の面積の割には全然ビーガン化が進んでいない感じ。もしコロナ渦が終わって以前のように外国人観光客が押し寄せるようになった時にビーガン向けのオシャレなレストランかビーガン専門の宿にすると上手くいくかもしれないなんて考えてしまう。

 

ただ私自身がビーガンでも、ましてやベジタリアンでもないので説得力に欠けてしまうが、これは世界中からパラワン島へ来るビーガンの人々の為という大義名分があれば何とかイケそうだ。

 

年々増えているビーガンな人々。もしかしたらいつかの未来にはビーガンが当たり前になっているかもしれない。

 

ただその前にきっとジョリビーがビーガン向けチキンジョイを発売すると思うのでその時が時代が変わる瞬間かもしれない。

 

 

 

 

 

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