この自作のいかだに乗り、世界地図とバナナと飴を片手に異国のブルネイに行こうとしたのは29歳のフィリピン人ポリドさん。
ちなみに彼の住まいで出発地点でもあるフィリピンのグマラス島という場所からブルネイまでは直線距離で1,100km以上もある…
なぜブルネイに行きたいのか?
これはポリドさん本人のみが知る謎になっているのだが、当然の如くあんなイカダで大海原を航海できる訳もなく、途中で失敗して到着するのがいつもパラワン州管轄の離島なのである。
「いつも」という意味は実は彼の無謀な挑戦は今回が初めてではなく、去年も含めて頻繁にチャレンジしている知られざる謎のチャレンジなのである。
今年はカガヤンシリョという小さな島、去年はクヨ島、その前もどこか遠くの島に流れ着いて終了している…
今年と去年は残念ながら1,100km超の航海の内170km付近でいずれも力尽きてレスキュー。
それでも3~4日間で170kmをあのいかだで漂流航海したのは訳の分からないフィリピン人だけが成せる技…
しかも食料はバナナと飴だけ。どうせならフィリピンらしくバナナだけにして欲しかったが、そのバナナもどうやらまだ熟していなかったらしく食べれる状態ではなかったそう…どんな計画…
そして所持品は世界地図のみ。きっと太陽とか星の位置で南北東西を判断して進む予定だったのだろう…(たぶん)
実はタバコとライターも持っていたらしいが途中で濡れてしまったので吸えなかったという談話まで残しているがもはやどうでもいい情報だ
今年も力尽きてカガヤンシリョという小さな島付近で衰弱して死にかけている所を地元の漁師に発見されてイカダごと曳航されて町があるビーチで置き去りにされたらしい…
置き去り…地元の漁師もなかなか手厳しいが一応コロナ感染を心配して、置き去りにした後に役所や海上保安庁に電話したらしい。
この29歳のポリドさんに限らず取材もTVも、Youtubeにアップする訳でもないのにも関わらずリアルで無謀な移動をするフィリピン人はいる。
以前知り合いのトライシクルドライバーからは屋根を外したトライシクルにナイフとハチミツを持って乗客を乗せて270km先のエルニドまで行ったという話を聞いたことがある。
それはともかく今回もパスポートも持たずに夢のブルネイへの不法入国を目指して失敗したポリドさん。
みんなに迷惑を掛けてアレな感じだが、まだ彼は29歳。60歳になるまでの毎年一回トライすればあと31回もチャンスがあるので、そのうち上手く漂流して本当にブルネイに到着する日が来るかもしれない…
今後も注目の若手である…
というかブルネイで何するの?…汗
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