今年の3月に以前のノートパソコンが壊れて、ここフィリピンのパラワン島で購入したノートパソコンである「レノボのアイデアパッド」。
まだ買って8か月。
しかし数日前からWindowsが起動しないという不具合が発生。
ここはフィリピンなので何が起きてもあまり驚かないようになったが、たった8か月で三途の川のど真ん中にいって戻ってくる気配がないとさすがに怒りと悲しさが入交り、とても切ない気持ちになる。
とにかく1年間でパソコンが2台故障する場面に直面するという事実は、フィリピンは人だけでなくノートパソコンにも過酷な環境ということが証明された瞬間。
いろいろ直そうとしたり、ツイッターで怒りをつぶやいたりとできる限りのことをしたが、我がレノボは全然目を覚まさないし、真っ青になったまま・・・
1万2千回ほど溜め息をついてから、買ったお店に持って行くことに。
ふふ、大丈夫。ちゃんと1年間の保証付きだし、バックアップも取ってある。
レシートこそ無くしたが、ここはフィリピン。勢いよく半ギレでショップに突撃すれば何とかなるはず。
そして店に到着し、レシートが無いにも関わらず「8か月」というキーワードを300回ほどお店の女性オーナーに放ち、なんとか無料で修理してくれることに。原因ははっきりしないがおそらくハードディスクの故障。
デング熱になった時もこのレノボだけは保護ケースに入れて病院に行ったりと、自分の体より手厚く管理していたので、衝撃を与えたことは一切なし。しかしハードディスクの故障なので何かしら自分が悪いのかもしれないがそんなの無視!8か月だし!!
もうとにかく8か月なので何とかしてもらうしかない!!(しつこい)
で眠そうな男性スタッフが1時間ほどいろいろトライしていたが、やはり結局はメーカーに修理に出すことに。
私「ね、ダメでしょコレ。もう何なのいったい。まだ8カ月なのに」
スタッフ「じゃあ修理にだしますね」
私「頼むよ、もうサクサクっとアレしといて!」
スタッフ「分かりました」
私「じゃあ出来たらここに電話してね!ヨロシク!」
スタッフ「じゃあこれが預かり証です」
私「はいよ。あ、あととにかく早くしてね!もう超忙しいから!」
スタッフ「分かりました」
私「じゃあヨロシク!」
スタッフ「ありがとうございました!じゃあ3か月後に電話しますので。」
私「おう!ヨロシク!ね!急いでるからさ、コッチは・・・・」
私「!?」
私「・・え・・・・な、今何て言ったの?」
スタッフ「はい?あ、修理終わったら電話しますね」
私「い、いや、・・あ、あの・・・そうじゃなくて・・・」
スタッフ「??」
私「・・・・さ、・・さ・・ささ・・・3カ月?」
スタッフ「はい」
私「な、何いってるの?なんで?」
スタッフ「一度マニラに送りますから」
私「い、いや・・この辺にないのレノボ・・・」
スタッフ「マニラしかないです。」
私「い、いや、じょ、ジョリビーは4店舗もあるのに?」
スタッフ「ええ」
私「れ、れのぼ・・・じょり、、じょりび・・・」
こ、このハチ野郎・・・・
私「さ、3カ月も待てるわけないじゃん・・・」
スタッフ「しかたないですね」
私「しかたな・・・、き、君、分かってる?3カ月っていったら大学生のカップル別れるよ!」
スタッフ(クスっ)
私「いや、冗談じゃんなくて・・。。あんたがマニラに送ってちんたら修理している間に、大学生は告白して、いろいろして大人になって、別れるよ・・・」
スタッフ「仕方ないですね」
私(何が・・・?)
ということで、何が仕方ないのか分からないが、3カ月も待てるはずなくメーカー修理は諦めることに。
だいたい3カ月も待てる人がいるの・・・?
というか3カ月も待てる人はもはやそれ必要ないんじゃ・・・(汗)
とにかく早急に何とかしないといけないので、この辺で直せるところがあるか聞くもスタッフ達は知らないという。。。
こいつらPC売ってるくせに近所の修理屋知らないって・・・
というか、生まれも育ちもパラワンでしょ・・・なんで知らないの(涙)
もうアホな店員は放っておいて、偉そうに椅子に座ってふんぞり返っているオーナーに聞く!フィリピン人オーナーのいいところと言えば無駄に顔がデカい広いことくらいだろう。しかしさっきの「8か月攻撃」で機嫌を損ねた可能性が高い・・・
・・・・・
私「あ、あの、、さっきは調子こいてすいませんでした。。。なんか3カ月かかるみたいで・・はは、もう困っちゃいましたね!」
オーナー「・・・・」
私「いやぁ、しかしアレですね、、な、なんかその腕時計素敵ですね!高そう!!」
オーナー「・・・・・」
私「ぐ、、しかしアレですか?これ自社ビルですか?すごいですね!一等地じゃないですか!」
オーナー「レンタル」
私「!?」
ということで、全然なんともならなかったので、知り合いに電話で聞いた腕利きのパソコン修理屋に行くとに
ふふ・・・
腕利きか・・・
この言葉に何度だまされたか・・・。
もう私はそんな甘い言葉に騙されるほどアホではない。。だいたい本当の腕利きな人物に今まで出会ったことがない。
きっとフィリピンでは2足歩行してればみんな腕利きと呼ぶのだろう
しかし、この小さな町で他に選択肢はない。もうさすがに例のチャイナタウンの怪しい修理屋のクマさんにはお願いしたくない・・・
とにかくその腕利きな店に行ってみるしかない・・・
さてどうなることやら・・・
次回に続く・・・・