世界遺産アンダーグラウンドリバーツアーへ行くお客さんに会いに朝ホテルへ
壁には各都市の時刻を示す時計が並ぶ
東京は現在8時35分(フィリピンとの時差1時間)
そして無事時間ピッタリにツアーを出発したお客さんを見送った後、近所にあるプエルトプリンセサ市唯一の郵便局へ
35歳の誕生日にデング熱のプレゼントをもらい、それを楽しんだ費用を日本の保険会社へ請求する為、いろいろと書類を送るのが本日のミッション
プエルトプリンセサ市郵便局。現地時間8時。
一体何時からなのか知らないが、相変わらず人が何人か死んでそうな佇まい。
窓ガラスもちゃんと割れていて、侵入者を切り刻む
先客の野良犬がいたが、オーバーテイクして入口へ
入ったら最後、戻れなくなるような入口
ドアが開いているということは営業中なのだろう。
中に入って正面のカウンターへ。
誰もいない
しかしこれは想定の範囲内。
朝だし、ここはフィリピン。
PCが一台もない、現代から取り残された空間
なかなか時間がかかりそうだ。
そんなことを考えながら天を仰ぐ
・・・
穴・・・
穴か・・・
きっとあそこから腕利きのガードマンが覗いてるのだろう。
廃ハイセキュリティなのも全ては安全の為
オフィス内も一見、ぐちゃぐちゃに見えるが、ここで働く人のみが分かる完璧な配置と整頓術がちりばめられているのだろう
素人の私にはゴミの上にゴミが置いてあるようにしか見えないが、きっとあそこは重要郵便物ゾーン
前日のハードワークの余韻を残すゾーンも
さらに同僚への誕生日のお祝いも忘れない
きっと温かく働きやすい職場なんだろうな(ホッコリ)
そんなオフィスを眺めながら、封筒に宛名書きをしながら人が来るのを待つ。
10分後、一人のおっさんが入ってきた。オフィスにはそのおっさん、私、天井裏のガードマンの3人。
猫だったら縄張り争いが勃発する緊迫の瞬間!
おっさんは隙だらけなように見えるが、作戦かもしれない。天井裏のガードマンは気配を消している。
こうなったら先手必勝!と思った瞬間、おっさんが「何の用?」と聞いてきた
どうやら職員みたいだ(安心)
宛名を書き終えた封筒を渡す
送り先は日本。あのエアメールの封筒がどこにも売っていなかったのでサガミオリジナルもビックリの極薄封筒を使う
日本にさえ着いてくれれば、後は日本側が何とかしてくれる
重さをはかり、140ペソを支払う。
2週間くらいで着いてくれればうれしいが、きっと行方不明の可能性もあるロシアンルーレット配達方式を採用しているだろうから過度な期待は禁物
ただやっぱり2回同じことをするのは正直めんどくさい
ちゃんと届きますように、と祈りを込めて郵便局を跡にした。