このフィリピンのパラワン島にはジュゴンもいるらしいし、パラワン島出身のジュゴンが三重県の鳥羽水族館にいるらしいし、毎月のように島の南端エリアではクロコダイルアタックで死人が出ている…可哀そう
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ジュゴン関連の話
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バードウォッチングも盛んで、たまにバルコニーで黄昏ていると、カラフルで綺麗な鳥を見かける。まったく鳥には興味がないのだが、たまに青くてキラキラした小鳥のつがいが来てはちょっと癒されいる。鳥もなかなかいいものだ…
ところで今日の本題はこれ
パラワンセンザンコウ
実物は見たことないけど、月に1回くらいの頻度でニュースになるのがこれ
Pangolin(パンゴリン)密猟で逮捕
パンゴリンは英語だと思うが日本ではセンザンコウと呼ぶらしい。全然身近な動物じゃないくて謎…
パンゴリンとは
パンゴリン(センザンコウ)をネットで検索するとこう書いてある
鱗甲目(りんこうもく)は、哺乳綱に分類される目。現生種ではセンザンコウ科のみで本目を構成する。wiki
ふふ、日本語なのにちょっと意味不明…。とにかく鱗(うろこ)という漢字が入っているように背中側は鱗になっており、敵から身を守る際は体を丸めて、その固い鱗で防御するディフェンス型の珍しい動物らしい。
密猟・魔除けにも
このパンゴリン、中国では鱗が魔除け、漢方、媚薬等に使えると信じられているらしく、生息地域では密猟の対象となっているが、商業取引は世界中で禁じられている。ちなみに絶滅が危惧されている種である。
このパラワン島にいるパンゴリン達はどうやら分類上微妙な立場にあるらしく、独立種として扱うかどうか識者により見解が異なるらしいが、いずれにしても貴重な動物であることには変わりはない。
フィリピンではこのパラワン島にしか生息しておらず、たぶんフィリピン人なら多くの人がそのことを知っていて有名。
親子パンゴリンを保護
先日は農家の畑に現れた親子パンゴリンが農民によって連絡され、無事保護されたというニュースがあった。闇マーケートでの価値からすると、財布を拾って届けられたのと同じくらいの出来事。なかなか素敵な話。
実際のパンゴリンはもっと山奥とかジャングルの奥地にいるのかと思いきや、発見された場所を調べると結構近い…家から南へ直線距離で約20km弱。
ぜひ実物をその辺の茂みで見てみたい…
その親子パンゴリン達、健康状態は問題なかったらしい。健康状態が良好ということは、生息している自然環境も良好ということになり、ダブルでいいニュース。
ただ実はこのパンゴリン、コロナウイルスとの関係が世界中でニュースになった。
コロナウイルスの宿主!?
ニュースの内容は、新型コロナウイルスにとても類似したコロナウイルスが、コウモリ以外で、初めてこのパンゴリンで発見されたというもの。(学術誌ネイチャー)
これにより現在の新型コロナウイルスがこのパンゴリンにより感染拡大されたという実証がされた訳ではないが、宿主として、新たなコロナウイルスパンデミックを起こす可能性はあるらしい。
ただその場合は市場に出回り、人の手に触れたりして拡大されていく状況が必要で、野生のまま自然界に存在するのは問題なく、問題になるのは現在行われている密猟と違法取引である。
とにかくもしその辺で見つけても念の為、触れないようにしておこう…