私の住むパラワン島のプエルトプリンセサ市では、本日6月1日から6月15日までの外出制限規制がワンランク厳格化されることが昨夜正式に発表された。規制レベルは4段階の上から2番目。
噂はあったけど正式には昨夜決まったことなので詳細なガイドラインはまだ出ていないが、夜間の外出禁止時間帯が19時から翌5時までに拡大され、引き続き酒類の提供禁止、基本的には不要不急の外出禁止ということになっている。
感染状況はというと
累計感染者:2,074人
アクティブケース:509人
死者:22人
という感じ。ちなみに2ヵ月前から急増し始めてる。
フィリピン国内ではもはやこの数字が各地方それぞれの民度を表す通信簿的な感じになってきたような気がする。つまりその地域に住む人達がどれくらいルールをちゃんと守っているか、またその自治体がちゃんとコントロール出来ているかということ。
この島も今年に入るまでは感染者は多くなかったので、感染が爆発していたマニラ首都圏などを指摘しては口々に「やっぱりマニラはダメだ…」と言って、ちょっとした優越間に浸っていた傾向があった。
そんな風に調子にのってルールもゆるゆるになっていた今年の3月くらいに役所が行ったイベントに数千人が集まってしまった辺りから様子が変わっていき、あっと言う間にどんどん感染者が増えて、今やもう国のお偉いさんからも名指しで怒られる始末。
先月に国から派遣されたコロナ感染対策室の専門家のトップが調査の為にこの島にやってきて、追跡調査がまったく出来ていないという皆が既に知っているけど全国メディアには秘密にしていたことを大暴露。
当然ドゥテルテ大統領の耳にも入り、最近は国から直接指示がとんできているみたいだ。
外出制限を厳格化してはちょっと緩めて、またすぐ厳格化。アメリカのニューヨークあたりはかなりニューノーマルになって来てるとニュースで見たけど、冗談抜きでこの辺りはあと2年くらいこんなことを繰り返すのかもしれない…
仕事を失って無職の人も多いが、まだ誰かが餓死したというニュースが聞こえてこないのが不思議。空から食べ物でも降ってきているのだろうか…謎
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