フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【罰金刑】フィリピンの爆音カラオケ vs オンラインクラス

 

このブログはフィリピンの西にあるパラワン島よりお届けしています。

 

フィリピンの爆音カラオケ

フィリピンに初めて来た人がビックリするのがカラオケ。フィリピン人は本当にカラオケが大好き。ただ問題はカラオケが屋外で行われるということである。

 

もちろんカラオケボックスも多少はあるが、基本はカラオケマシーンをレンタルして自宅で行う。中には自前のカラオケマシーンを持っている強者も多い。

 

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これ…

このようにブラウン管TVがどデカいスピーカーの上に乗っていて、これが軽トラやトライシクルで運ばれてくる。だいたいレンタル料金は24時間1,000ペソ(約2,100円)くらいが相場である。

 

フィリピン人はカラオケ命なのでとにかく音量がすさまじい。イメージするなら日本の選挙カーより大きく爆音。

 

そんなのが外から聞こえてきて、耳にするのは政策ではなく赤の他人の歌声。そして移動してどこかに去ってくれる訳ではなく最低24時間はそこにいることになる。

 

路上やビーチでカラオケ

家の敷地内でのカラオケでは飽き足らず、その辺の路上やビーチでもやるのもお馴染みの光景。

 

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パラワン島のビーチ

 

波の音で癒されようとビーチに行ったらフィリピン人が熱唱していて波の音がかき消されているのはローカルビーチあるある。

 

こんな感じでフィリピン人は老若男女問わずカラオケが大好き。私も以前に赤の他人のフィリピン人家庭に居候させてもらっていたが、その時は72時間ぶっ続けでカラオケをかまされて具合が悪くなり、仕方がないのでラスト1日は近所の安宿に泊まり耳を休ませたこともある。

 

カラオケ vs オンラインクラス

現在フィリピンは東南アジア一のコロナ感染拡大国で、先日やっと4ヵ月遅れで新学期が始まった。

 

しかし対面授業はなく、家でのオンラインクラス。ネットもパソコンもない家庭が多い中強行したのだが、例えオンラインクラスを受けることが出来る環境にある家庭の子供でも問題は残っている。

 

それがこの爆音カラオケによる騒音である。

 

信じられないかもしれないが、朝から晩までご近所さんがカラオケをすることは珍しくない。そしてカラオケから出る騒音によるご近所さんへの配慮は一切ない。日本であれば110番されるかもしれないが、ここはフィリピン。

 

そして全フィリピン人はカラオケについて余程ではない限り文句を言わない。

 

カラオケ禁止条例

しかし最近その余程の事態が起きた。

 

爆音カラオケのせいでオンラインクラスに集中出来ない!

 

こんな苦情が出ててしまったのだ。対策を最初に行ったのが首都マニラの市長である。なんと平日の朝7時から夕方5時の間のカラオケを禁止する条例を発令。

 

日本人からすればそもそも屋外で爆音で朝7時にカラオケやるなんて非常識なので条例にするまでもないのだが、フィリピンではこうでもしないと難しい。

 

 

 

条例なのでもちろん罰金があり、1回目の違反は約2,100円。2回目は2倍、3回目は3倍となる。

 

なんでも条例をすぐ作るのが大好きなフィリピンなので、同じような条例が国内全土に広がっていくと思われる。

 

課題が出来ない子供達

先程オンラインクラスを受けられる家庭は限られていると書いたが、ネット事情や金銭的事情でパソコンを買えないなどの家庭の方が多い。

 

なので学校はモジュールを言われる課題のような自主学習セットを配って生徒にやらせている。

 

ただ習ってない問題が多数でネットがなくて調べることも出来ないので難易度が高くて出来ない子供が続出。

 

その結果としてお母さんを中心として歳の離れた兄弟などが子供に代わってその課題をやる。

 

爆音に困っているのはお母さん?

実はコロナ前からそんな風に親や兄弟が本人の代わりに宿題などをやる光景をよく見てきた。

 

図工の宿題なんかでもとても小学生が作ったクオリティじゃないものを親が作って学校に持って行かせている姿を見た時は逆に大丈夫なのかと心配したが、その辺りはフィリピンでは平気なようである…汗

 

なので私は爆音カラオケに怒っているのは子供じゃなくて彼らのお母さんなのではないかと思っている…。

 

家事と育児をしながらモジュールとかいう宿題までやらないといけなくなったのである。

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我が子の宿題をするお母さん達の様子

 

教えればいいのでは…?

「じゃあ子供に勉強を教えて宿題は自分でやればいいんじゃないの?」と日本のお母さん達は思うだろう。

 

私もそう思うが、実はお母さん達は本気で問題を解いていてそんな余裕はないのである。

 

あまり書くとアレだが、成人のフィリピン人は九九が出来るか怪しい…

 

三角形の面積を求める公式になるとかなり厳しいし、分数の割り算レベルになるとお手上げだろう。

 

そんな感じなので小学生の息子の課題だろうが脳に電気信号をビリビリ送って記憶をフル回転させて本気を出さないと解けないのである。

 

もしそのモジュールと呼ばれる課題がちゃんと出来なければ息子が進級できないというピンチに陥ってしまう。

 

そんな危機迫る状態で爆音のカラオケはさすがに迷惑なのだ。いや、もしかしたらカラオケ好きの本能が反応してしまい息子の宿題に集中出来なくなっているのかもしれない。

 

とにかく我が子の命運がかかっているので近所でカラオケをやられるとお母さんは困るのだ。

 

おわりに

フィリピンに住んではや数年。一時期は近所から聞こえてくる爆音カラオケに頭を悩ませていた私だったが、しばらくするとこれはフィリピンの文化だと割り切って受け入れるようになった。

 

しかしコロナ渦でロックダウンになりカラオケマシーンがレンタル出来なくなり、数ヵ月間の静寂。

 

ただ最近の経済活動再開の動きから徐々にレンタル店も復活。また各地で爆音が聞こえてくるようになった。

 

単純に元の状態に戻りつつあるだけなのだが、日本人の私は余計な無カラオケ期間があったせいでまた過敏に反応する身体に戻ってしまった。

 

そんな中でマニラのカラオケ禁止条例。フィリピンではいつもどこかで問題が起きているので多くのことは望まないが、個人的にこの条例だけは浸透して欲しいとこっそり願っている。

 

 

 

 

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