【不便なパラワン島をパトロール！？】いや買い物です・・・。

何かと不便なことの多いフィリピンのパラワン島ライフ。不便な理由は日本と比べているからなのだが、日本で３０年も生きてきたので、比べたくなくても無意識に比較してしまう。

 

不便さには二種類あって何だかんだ文句を言いながら楽しめる不便さと、ただただメンドクサイ不便さがある。

 

 

楽しめる不便さというのは、例えば洗濯物の手洗い。全自動洗濯機は高級だし、買ってもすぐ壊れる。今は洗いのみしてくれる洗濯機を使用しているが、ちょっと前までは１００%手洗いだった。

 

めんどくさいのだが、時代を逆行し、手洗いすることで当たり前のように洗濯機のあった日本での生活の便利さを知り、１９５０年台後半に三種の神器の一つとして洗濯機が一般家庭に普及した私の知らない時代に起きた感動をここパラワン島で「全自動洗濯機⇒手洗い」という巻き戻しを通じて感じれる。

 

 

 

シンプルに手洗いと言っても奥が深い。工夫するポイントはいっぱいある

• 洗濯ものの数の調整
• 使うバケツの大きさ
• 洗剤の種類
• 洗う姿勢
• 洗うタイミング

日常的に手洗いをしていると自分のスタイルが出来上がり、上の全てが完璧にそろった時にゾーンに入る！

そんなことに集中力を使うのもどうかと思うが、勝手にゾーンに入ってしまうのだ！そしてその全ては時短の為！手洗いは手間暇がかかりまくる・・・。

ではただただメンドクサイ不便さとは。

 

たくさんあるが、その代表的なものは買い物。欲しいものが手に入らない。

 

別に特別なものを買おうとしている訳ではないのだが、お店も少ないし、そもそも品揃えが悪い。さらに商品の陳列がめちゃくちゃで探せないし、値段の表示もあったり無かったり。

 

頼りになるはずの店員もここでは二言めには「Wala sir (ないです)」。

 

自分の店の商品をまったく把握していないので、あっても無くても答えは「無し」。聞くだけ時間の無駄になる時が80%で自分で隅々まで探さないといけない。

 

こういったことは日常茶飯事なのだが、欲しいものを買うのにいちいちいろんな店にいかなければならない。

 

キレイな島を巡るアイランドホッピングなら楽しいが、品揃えが悪く、全然役に立たない店員のいる店を巡るホッピングは全然楽しくない。

 

 

 

先日の私の買い物リスト

 

• 子猫用のキャットフード
• 電池
• TVを見るためのカード(200ペソチャージ用)

となっていたが、数時間、いろんな店やモールをホッピングしたあげく結局電池しか買えなかった。

 

電池はボタン電池が必要だったのだが、家電がいっぱい売ってあるホームセンターに普通の電池すら置いてない。運よく奇跡的に道端のサリサリストアに数年間売れ残ったであろうものがあったので買えたが液漏れが心配。

 

子猫用キャットフード、TVチャージ用のカードはどこに行っても在庫切れ。数少ないペットショップに行っても、いるのは狂ったように鳴く犬か、全然元気のないグッタリした犬ばかり。

 

 

在庫切れ？なら取り寄せてもらえばいいじゃん！と思うかもしれないが、フィリピンパラワン島で、次はいつ入荷しますという情報や、取り寄せ手配というのは難易度ウルトラC。

 

店員に聞いても答えは９９%「分からない」。オーダーすら出来ないし、運よくオーダー出来ても店員が発注しないのできっと永遠に品物は届かないだろう。

 

買い物リストを持って出掛けて、数時間もさまよってもほとんど何も買えずに手ぶらで戻ってきた時に虚しさが襲い掛かる。

 

 

どうせウロウロするなら、街をパトロールでもした方がよっぽど収穫がありそうだ。

 

 

オンラインショッピングという手もあるが、ここはフィリピンの西の果て、どんな早くても１０日前後はかかる。欲しいと思う瞬間に買えない。

 

 

値段が分からなくて売ってくれない時もそうだが、買いたいのに買えない。

 

そんなことが日常的に起こるフィリピン生活、Mな人にはいい国なのかもしれない。

 

 

昨日も２カ月前に買って、すでに1回不具合を起こして交換しているTVの受信機が２度目の不具合。昨日来るはずの修理はまだ来ない。たぶんまた連絡しないと永遠に来ないだろう。

 

再度電話して来る確率？ 経験上３０%。あとこのやり取りを２回くらいしたら来ると思います（涙）

 

palawan-traveling.com