ん…?どういうシステム…?(戸惑い)
5年もフィリピンに住んでいると時には具合が悪くなったりケガをしたりして病院に行く機会もそれなりにある。
確か初めて行ったのは眼科。片目の白目の部分だけが腫れて盛り上がってホラー映画みないになって行きたくなかったが観念して行ったのを覚えている。
その次は咳がずっと止まらなくて苦しくて病院に行ったし、歯医者にも数回。そしてデング熱で入院したり、地獄の痛みの三叉神経痛で通院したこともあった。さらに交通事故で危うく死にかけた時には頭のCTスキャンとケガの治療で病院へ。
こうやって書き出すと結構な回数になっているので支払い総額はきっと20-30万くらいは超えているだろう。
お金はともかくフィリピンの病院に行って困るのはそのシステム。日本人医師やナース、医療通訳がいる立派な病院はこの島にはないし、当たり前だがとにかくフィリピン人だらけでローカル度が高い。
この感じはちょっと言葉で説明しづらいが、多くの現地のフィリピン人でごった返す病院内で自分がちゃんと正しい診察のプロセスの中に入っているのか分からず常に不安がつきまとう。
あとどれくらい待てばいいだろう?
自分より後に来た人が先に診察室に呼ばれる、もちろん何らかの事情があるのだとは思うがその辺を説明してくれる気の利いたスタッフはいないので単に自分の存在を忘れられているのではと思うことも多い…
ちなみに症状がヤバい時は一般窓口ではなく自ら緊急窓口の方に行くのだが、誰もコッチを見向きもしてくれず放置プレイされるのはお決まり。
デング熱で病院で待たされた時は交通事故かなんかで血だらけで救急車で運ばれてきて簡易ベッドの上で意識が朦朧としていたフィリピン人もちゃんと1時間くらい放置されていた…汗
フィリピンタイムも健在。三叉神経痛の時は神経科のお医者さんを散々待ったあげく最終的に今日は休みと告げられたこともあったし、別日にそのお医者さんと14時にアポをとったのだが、結局姿を現わしたのはその2時間後の16時だった。
待っている間はストレスでもともと強烈だった頭痛が3割増ししたことを覚えている…
そんなことが多いので病院は本当に出来るだけ行きたくない。行く時は痛みで寝れないくらいの状態の時か、放っておくと死に直結しそうな予感がする時だけ。
病院はダンジョン!頼れるのは己のみ!
病院にさえ行けば誰かがアシストしてくれ手取り足取り助けてくれる、しかもこっちは外国人なのである程度気を使ってくれる
そんな考えが幻想だと気が付いたのは結構早かった
病院はダンジョン、頼れるのは己のみ、ミッションの為に具合が悪かろうが自らどんどんアクションを起こす!
これがきっとフィリピンのローカル病院に行く時の正しい心構えだろう。なので分からないことはどんどん関係者に声をかけて聞きまくらないといけない。
ちなみに緊急外来の方は自分の存在さえ認識してくれれば、後は何でもかんでも車椅子に乗せられて診察のプロセスに入ってくれるので割と楽。
いろいろフィリピンのローカル病院に対して細かいことを言い始めるとキリがないけど、共通して言えることは不親切で説明が不十分ということだろう。今が一体何の時間なのか、次はどこに行くのか、支払いのタイミングはいつなのかなどよく分からない。
ちなみにどうやらそれは私だけが感じるのではなく、よく観察すると現地のフィリピン人も同じみたいだ。ただ違うのは彼らはシステム化された病院にいった経験がないのでそれが当たり前だと思っていること。
私の場合は日本で30年も過ごしていたので頭では理解しても感情で「当たり前」だと思うことはなかなか難しいので要はそこが引っ掛かってしまう。
何はともあれ文句を言っても仕方がないし、「郷に入れば郷に従え」がきっと一番正しい。
とにかく病院へ行く時は気合を入れる必要があるということね。
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