フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【続報】観光局長の真相・自分の手は汚さない / パラワン島

前回このブログで書いた世界自然遺産を持つパラワン島プエルトプリンセサ市の観光局長の有罪判決の件。

 


いろいろ続報が入ってきた。

 

どうやらこの疑惑が裁判になったのは同じ観光局に勤める職員からの告発があったようでトップのこのおばさんが何やらゴニョゴニョやっていた証拠を掴んだよう。

 

相当嫌われているか、職員の正義感が強いか、仲間割れだか分からないがこの裁判は毎年4月に行われる地元のお祭りの件で、2014年にこの局長がアシスタントを使って各個人や事業者へ手紙を送り便宜を図る代わりに金品を要求したということに関するもの。

 

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問題のお祭りで踊るこのお方…

2年と1日の懲役と5,000ペソ(約1万円)の罰金という有罪判決を受けたこの局長は「自分は知らない、潔癖だ」と無実を主張している

 

しかしこれは側近に手紙を送らせるなどの実行犯をさせて、自分の手は汚さないというそれなりに手が込んだやり口

 

なので判決ではこのおばさん局長は有罪になったが、実行役を担ったアシスタントは無罪になるというなかなか面白い展開に。

 

きっとおばさんは今頃有罪を回避すべく次なる一手を今度は弁護士とまたゴニョゴニョ相談しているに違いない。

 

金品を受けとる代わりにいろいろ便宜を図る…フィリピンの典型的なアンダー・ザ・テーブルで偉いポジションの人がせっせとやる主要職務の一つと言っても過言ではないイメージがあるが(失礼)、そんな公然の秘密がなぜ今回に限って白日の下に晒されたのだろうか…(不思議)

 

超勝手な推測だがたぶんこのおばさんがシンプルに職場で嫌われていたからという可能性が50%、あとは職場内の政治的駆け引きがあった可能性が40%、残り10%は職員の正義感…

 

フィリピンの役所はビジネスをする上で避けては通れない道で、それでも小規模の事業の場合はまともに普通に手続きをすれば問題はない。

 

ただいろんな種類の書類にイチイチ担当部署や担当官のサインがいる場合が多いので実際には相手次第ということも無きにしもあらず。

 

何も問題がないのにサインを渋ったり、ちょっと基準に満たないのに大丈夫だよとサインをくれたりメチャクチャなのがフィリピン。

 

まぁそれでも結果的にプラスマイナスしたらゼロになるので文句ばかりを言っても仕方がない。

 

何はともあれコロナパンデミックで壊滅的な観光産業。これから徐々に復活しようかという時に起きた一大ローカルスキャンダル。

 

今後もどんな展開になるのか様子を見守っていくとしよう。

 

 

 

 

 

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