フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【抜打ち】フィリピン労働局DOLEは厳しくも優しい / パラワン島

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このブログの舞台はフィリピンのパラワン島

 

フィリピンのDOLE

去年の2019年、確か10月くらいだっただろうか。

 

フィリピンのDOLE、日本だと労働基準監督署にあたる所が突然やってきた。

 

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DOLE

 

その日は朝から日本人とフィリピン人のグループがお客さんとして来ており、他にもいろいろあって特に忙しい日で、私は朝から外出しっぱなしだった。

 

夕方5時くらいに帰ると見慣れない2人組のフィリピン人が受付で従業員が出したと思われるコーラを飲んで座っていた。

 

話を聞くと2人はDOLEの職員で私の帰りを5時間も待っていたらしいが、従業員に聞くとここに来たことは私に連絡しないように言われ私が戻ってくる間アレコレ聞かれたそうだ。

 

5時間…待つことが得意なフィリピン人、仕事とは言えそんな長時間待つなんてすごいと思ったが第一印象だったのでよく覚えている。

 

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パラワンにもちゃんとある

 

ただ最初は何しに来たのか分からないし、とにかくまだやる事も残っていたので早く要件を済まして帰ってもらおうと思ったが、結局彼らが返ったのはその3時間後だった。

 

その3時間の間はあの書類やこの書類を出すように言われ、その他さまざまな質問のオンパレード。

 

確かその時期にここパラワン島で約300人の中国人がいろいろと違法行為で逮捕されて強制送還されたり、マニラの方でも日本人の詐欺グループか何かが捕まっていたので、きっと抜打ちチェックをしていたのだろう。

 

2人組は男女のペアで、一人はレポートのようなものを書きながら、そしてもう一人は用紙を見ながらのやり取りだった。

 

必要なビジネス許可証を取っているか、さらに私個人のビザや外国人労働許可証類、そして従業員も含めた全員の社会保障関係の加入と支払いも行っているか、とにかく全ての書類をその場で出すように言われた。

 

まじめにピヨピヨ働いている立場から言わせてもらうと、DOLEが発行した許可証のリストにそってここに来たのだと思うが、本来はそのリストに載ってなくて無許可で働いている人をターゲットにすべきだと思うが、そんなこと言っても仕方がない。

 

とにかく全部必要なものは見せたので問題なかったのだが、なんか知らない間に必要になっていた危機管理どうたらこうたらの2つの講習を受けた証明が無かった。

 

フィリピンはいつも知らない間にいろいろと必要なものが増える…。1月にビジネスライセンスを更新する時も毎回やらなくてはいけない項目が増えるし、関係機関の横のつながりが無いので、あっちは大丈夫でもこっちがダメみたいなことが起こる。

 

とにかくその2つの講習を受けて、受講済みの証明書を2週間以内に提出しないといけなくなった。

 

メンドクサイ…

もうこうなるととてもメンドクサイ…。講習受けるだけでしょと思うかもしれないが、どこで、どのくらいの期間、費用の有無などの情報はなく、とにかく講習受けてトレーニング受けて証明書持ってきてね!と言われるだけなのだ。

 

ただもちろん無視する訳にはいかないので、その講習とやらを受けるのだが、調べると、どちらも2ヵ月に1回くらいのペースでしか講習が行われていない…

 

そして半日くらいの講習かと思いきや、なんと朝から晩まで、しかも5日間でテスト付き…。

 

そんな講習が好きなのなら運転免許証が2日で取れる仕組みを何とかした方がいいと思うが、これも同じくそんなこと言っても仕方がない。

 

ただその講習を2つも受けたら10日間が完全に潰れる計算だし、そもそも2週間の猶予期間内にその講習は行われていない…涙

 

そもそも夏休みの子供じゃないんだから5日間連続×2回で予定の無い人はタンバイくらいだ…。

 

こういう時が一番うんざりする瞬間だが、別に呼ばれてフィリピンに来ている訳ではないので、ちゃんと従わなければならない。

 

DOLEの担当の連絡先は貰っていたので事情を説明し、講習がないので猶予期間を延ばしてもらうようにお願した。

 

ただこれですんなり終わらないのがフィリピン…。

 

悲劇と辱め

なんとか予定をやり取りして講習初日の朝、筆記用具を持っていったら、なんとその日が5日間の講習の最終日…。。

 

え…!?

 

私は初日だと思っていたのに、まわりを見渡すと20人くらいの受講者がテストに向けて最後の悪あがきをしている…。そして講師らしき人が入ってきて普通にテストが始まった。

 

講師も最終日にいきなり日本人が一人増えてるという異変に気が付いて欲しいところだが、フィリピンなのでまったく気が付かない。

 

その空間で突然現れた唯一の意味不明な東洋人になった私。まわりのフィリピン人も何も言わないが、目線で日本人は勤勉じゃないのかと言われている気がした…。

 

恐る恐る講師に向けて手を挙げて質問するとやはりその日が最終日。まわりの視線が恥ずかしい…

 

なぜそうなったのか、その後すぐに分かったのだが、私が講習の問合せをした時に、向こうのスタッフが日程を伝え間違えたのだ。

 

ちなみに電話してもメールしてもメッセージを送っても返信がないのでわざわざ事前に出向いて直接聞いたにも関わらずこの有様。

 

適当な仕事を完璧に行うフィリピン。なんかいつも自分が被害者側な気がしてならない…涙

 

ただここでその適当なことを言ったスタッフに怒っては逆効果、プイっとそっぽを向いて相手にしてくれなくなるので、かわいそうな東洋人になって、そこのお偉いさんと相談させてとお願いする。

 

何とかそれが上手くいき、お偉いさんに事情を説明。すぐにお偉いさんが出てくるのがフィリピンらしいが、運よくその人が日本大好き、「日本語スコチワカリマス」的なよくあるパターンだったので、日本とフィリピンの素晴らしさを語り合う技とスマイルのコンボで、その場でDOELの担当に電話してもらい猶予をまた伸ばしてもらうことで話をつけてもらった。

 

最終的には私はどうしても10日間も時間が作れなかったので、フィリピン人の従業員に2つとも代理で講習を出てもらい、無事今回のDOLEの件は終了。

 

DOLEの担当だが、パラワン島で働いて、DOLEに出入りしている日本人はほぼいないので私は放っておいても目立つし、その辺をウロウロしてたら偶然そのDOLEの担当にも出会うということが何度もあったので、最終的にお互いもう知らない仲ではなくなった。

 

そして彼らは普通に話をするとなかなかいい人達。きっとダメなのは余計なことやルールばかり増やす本部の方にいる人達なのだ。

 

手短に書こうと思ったけど、長くなってしまったので今日はこの辺で!

 

 

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