昔、亡くなったおじいちゃんが「勉強して医者になれ」とよく言っていたけど
やっぱり健康面で困った時に頼りになるのはお医者さんだ
残念ながらお医者になりたいとは思わなかったし、もし思ったとしても頭が足りたかどうかは?だ
まぁ30数年生きてきて、もちろんいろいろと後悔はあるけど悔いはない
人生はいつ何が起きるか分からないから可能性を信じて過去から学んで生きていくことがいいんだろう
未来はオープンだ
そんな風にふと思いながら再度病院に出かけようかと思ったら
足元にココア
なんかちょっと四角い気がするけど
相変わらずかわいいやつだ
つい3か月前は手のひらに収まるくらい小さかったのに
ココアの人生も私に出会って大きく変わったのだろう
今では私がココアを助けたという感じではなく心の拠り所といった存在にまでなっている
ちょっと四角く太ってきたけど・・・
そんなある種ノスタルジックな気分に浸るのはこの後重大な病気が告知されるからなのだろうか・・・
そんなこんなで病院へ
もう夕方の4時
でドクターに呼ばれる
で
「ドクター!いったい私の余命はあとどれくらいですか???」
と心の中で聞くと
それを察したのかうつむき気味に眼鏡を外しながら書類に目をとおし始めるドクター・・・
眉間にシワを寄せて、こめかみをもみ始めるドクター
「・・・・ミスターケイ?」
「イエス・・・・」
ため息をつくドクター、女性・推定40歳・・・
・・・・・
・・・(なんかテレビでみたことあるシーンだ)・・・
・・・・・・・
「ドクター・・・・・?」
・・・・
・・・・・・
ドクター「大丈夫よ、安心して・・」
私「・・・そうですか・・・でも治療法はあるんですよね??」
ドクター「問題ないわ・・・」
私(気休めの言葉はいらないよ・・・)※心の声
ドクター「このレントゲン写真、きれいに映ってるわ」
私「そうですか、そんなはっきり写ってますか・・・(影が)」
ドクター「薬のんで・・・・」
ドクター「よく眠りなさい・・・」
私(あ、安楽死!?そんなに悪いの?)※心の声
ドクター「じゃあ処方箋出しときますね、念の為しばらくはお酒は控えて」
私「?」
ドクター「特にレントゲンも血液検査の結果も問題ないから大丈夫よ!」
私「だ、大丈夫?・・な、なのですか?」
ドクター「はい、次の人どうぞー!」(大声)
そんなこんなで健康な私
なんだ眼鏡からの眉間のくだりは夕方で疲れていただけか・・・
しかしここはフィリピン・・・セカンドオピニオンいっとくか・・・と思いつつも、大丈夫なもんは大丈夫なのだろうと思いなおし、1階へ
本日の役目を終えて白く佇む例のイス・・
で、清算と薬をもらいに行く
レントゲン・血液検査・・・400ペソ(なぜか10パーセント割引)
診察料・・・800ペソ
薬・・・1400ペソ
合計2600ペソ
なんだか結果もそうだが微妙な金額だ
しかし問題がなかったのは良い知らせ!
家に帰って、なんだかよく分からないが買った薬とレントゲン写真にドクターの診断書を広げる
なんかなんでもない割には薬が多い気がするが・・
でも飲んで治すしかない!
最近寝不足だったからきっと免疫力が下がっているのだろう
さっそく薬を飲もう!
相変わらず2つはちょっとデカいけどこれで治ってくれると信じて飲むしかない!
じゃあちょっと安静に昼寝でもしようと部屋の片隅をふと見ると
ココア・・
今度は丸い・・・
幸せなヤツ・・・・
あんた絶対絶対悩みないでしょ・・・・