市長は濃厚接触者となり隔離中、副市長はワクチンを接種したにも関わらずなぜかコロナに感染したりと行政の長たちがてんてこ舞いなフィリピンパラワン島のプエルトプリンセサ市
そんなことはいざ知らず、全然ルールを守らず自由を謳歌する住民たちにとうとう鉄槌を下すべく権力を持った人達が正式に組織された!
その名もCovid19保安官!
ちなみに現在もコロナ感染防止対策と称して様々なルールがあるパラワン島。今までは違反しても原則厳重注意だけで実際の効果はあまりなかったが、今回は禁断の罰金付き!
保安官様たちがその権力を駆使してルールを守らない住民たちからなけなしのお金を撒き上げて大人しくさせる大作戦!
ちなみに各ルールの罰金はこんな感じ(1ペソはだいたい2円)
- マスク、フェイスシールド未着用
1回目300ペソ・2回目500ペソ・3回目1,000ペソ - 各施設の収容人数のキャパシティ違反
1回目2,000ペソ・2回目3,000ペソ・3回目4,000ペソ - 18歳未満と65歳以上の外出禁止違反
1回目300ペソ・2回目500ペソ・3回目1,000ペソ - 夜間外出禁止違反(20時-4時)
1回目300ペソ・2回目500ペソ・3回目1,000ペソ - 禁酒違反(個人)
1回目1,000ペソ・2回目2,000ペソ・3回目3,000ペソ - 禁酒違反(施設)
1回目2,000ペソ・2回目3,000ペソ・3回目4,000ペソ - ソーシャルディスタンス違反
1回目1,000ペソ・2回目2,000ペソ・3回目3,000ペソ - 集会違反
1回目1,000ペソ・2回目2,000ペソ・3回目3,000ペソ - 公衆衛生当局への協力違反(隔離施設脱走など)
20,000~50,000ペソもしくは1~6ヵ月の禁固刑
この辺の日当の最低賃金が約300ペソということを考えるとなかなか高額な罰金。特にお酒関係は1回目から個人にも1,000ペソだし、レストランなどは2,000ペソと厳しい
ではこんなケースはどうなのだろうか。
でっぷりお腹のフィリピン人男性Aさん(67歳)。夜10時に闇営業しているバーで酒を飲んで保安官様に捕まりそうになり猛抵抗したのちに逃走
この時点で罰金うんぬんよりかなりヤバいやつだが、ちょっと計算してみよう!
この場合はまずマスクなし(300ペソ)、年齢により外出制限違反(300ペソ)、夜間外出禁止違反(300ペソ)、禁酒違反(1,000ペソ)、公衆衛生当局への協力違反(20,000ペソ)の合計21,900ペソ!
日本円にして約45,000円。こんな風にそれぞれの違反が上乗せされるのかは不明だが、交通違反が確かこんな感じだったので同じようになる可能性がある。
普通のフィリピン人には出せない金額になるが、もしこのAさんが仮に警察OBだったらどうだろうか。
『合計21,900ペソ - 昔の影響力 = 0ペソ』?
それはともかくCovid19保安官なんて西部劇みたいで何だか面白そう。拳銃とか携帯するのかな…
これが映画なら各所でバトルが繰り広げられたり、伝説の保安官みたいな人物が現れたりすると思うので、ぜひしっかりパトロールしてもらって数々のドラマを生み出して欲しい!
しかしお酒飲んで1,000ペソって地味に痛い金額だ…
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