このブログの舞台はフィリピンの西の端にあるパラワン島
今住んでいるバランガイ(日本でいう町単位)で新たにコロナへの感染が6人確認、内訳は5人家族1世帯全員と少し離れた別の住人が1人。
この「少し離れた住人1人」がポイントで、感染経路が不明。
なのでそれを受けてその2世帯を中心とした半径500m内を今日から14日間の俗にいうエクストリームロックダウンに、そして半径500mから1,000m内がロックダウンされることが決定…
そして私が住んでいる場所は半径500m以内で地図でいうオレンジのゾーン。
ここパラワン島では今まであまり感染者がいなかったので新規感染者が出て最近は大騒ぎ。なのでフィリピンの得意技である「とりあえず急なロックダウン」が決定となった。
ちなみにロックダウンの呼び名はそのレベルによって違いがあり、ちゃんと定義されていないので、いろんな名前が出てきている。
通常のロックダウン、ハードロックダウン、エクストリームロックダウンなど必殺技の名前みたいになっている。
さらに厳密に言うとコミュニティ隔離という言葉もあり、フィリピンでよく耳にするECQや、GCQ,MGCQとはこのことで、レベルでいうと「E>G」で、それらにMが付くとまた微妙にステイホームの度合いの内容が違ってくるという感じ
ちなみに現在時点でどんな対応がされるのは発表されておらず、分かっているのはとにかくロックダウンする、というか「した」ということ。
噂ではどうしても外出する際に必要な通称外出許可証(意訳)と呼ばれる「quarantine pass」が配られるらしいが、実はこの外出許可証は過去に2回も配られている。配られているというかフィリピンらしく乱発という感じだ
6月に入ってからは外出許可証の携帯が不要になっていたのに、また貰うことになりそうだ。
ただエクストリームロックダウンという謎のロックダウンの場合は破壊力が凄いので、事件現場で使うようなテープで包囲されて本当に一切の外出が禁止される可能性もある。
とりあえず感染者が出たところの家を晒して、それを中心に適当に範囲を決めて問答無用のロックダウン宣言、詳細は未だに未定というザ・フィリピン対応。
3月半ばから急なECQ⇒GCQ⇒MGCQとやってきて、今回はMECQになるらしいが、もう全部コンプリートしていまいそうだ。
ただ感想としては、また今日から振り出しに戻るという気持ちでとても残念だし、正直ちょっと憂鬱だ。ただこれもフィリピンという国に住むリスクなので仕方ない。
ロックダウンまでの猶予は昨日1日だけしかなかったので、詳細が分からない以上、飲み水や食料も最低2週間分を買い出し(メンドクサイ)。
もう決められたことは従うしかないし、ここでは外国人なのでコソコソ外出しても普通より目立つので、それにより予期せぬトラブルに巻き込まれても困る。何よりここでコロナに感染して重症化したらいろいろヤバいので油断しないように家にいることにしよう。
最近はフィリピン人じゃないけど神様どうかお助けを!という心境だ。
【おまけ】
聞くところによると、収入が激減して現金がないフィリピン人達は物々交換をし始め、ごく一部の富裕層はこのコロナの件で価格が下落傾向にある土地を買い始めたそう。知り合いが買ってる訳じゃないので詳細は分からないけど、こんな話がポツポツ耳に入ってあんまり良い気はしないなぁ…