フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【生きても死んでも地獄?】コロナで入院したら1,000万円の高額医療費/ パラワン島

 

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コロナで陽性反応、自宅療養中に急に具合が悪くなり呼吸困難に…

 

こんな万が一の緊急事態に病院に行くのを躊躇うことになりそうなフィリピンのバカ高い医療費が波紋を呼んでいる。今回の内容をざっくりまとめるとこんな感じ

 

ここパラワン島出身の女性が先月所用がありマニラへ。そこでコロナに感染し重症化。ICUで28日間過ごし、2度の心肺停止から一命をとりとめるも病院からの請求額がなんと460万ペソ。日本円にして約1,000万円だった。

 

こんな時期にマニラに行くなんてちょっとアレな感じがするが、どうしても外せない大事な用事があったのだろう。しかし2度の心肺停止から奇跡的に助かったとは言え請求書を見て3度目があったのではと心配…汗。とにかく1,000万円とか冗談抜きで高すぎる…

 

1日あたりにすると約36万円。こんなの普通の人が払える額じゃない…。ちなみに普通の庶民的なフィリピン人にとって36万円というとほぼ年収に相当する。

 

それでも女性の家族はちょっと裕福だったのか何とか120万ペソをかき集めたらしいがそれが精一杯。なので今はフェイスブック上で寄付を募っている。

 

なんでも病院の規定で最低でも請求額の半分は払わないと治療を続けてくれないらしく、今後は後払い不可、薬も治療費も全てその場の現金払いになっているらしい。

 

これがコロナに乗じた病院の医療費ビジネスだと炎上気味だが、最近だと収容しきれない患者をしょぼい仮設テントに入れて宿泊費1,000ペソを請求したことも話題になった。

 

こんな話を遡っていくと1年前くらいにはもう始まっていた。今は知らないが当時は病院がコロナ感染者を受け入れるとフィルヘルスという公的医療機関から一人当たり最高75万ペソ貰えるということで何でもかんでもコロナに関連付けて荒稼ぎしているという話。

 

 

 

ちなみにフィルヘルスという組織自体も去年巨額汚職が判明して国民から総スカンを食らっている。さすがに私も毎月の保険料を払う気が失せて去年の半年分を放置していたら今年になって支払い証明が必要になり結局未払い金をペナルティ付きで一括払い…

 

窓口でやるせない怒りにプルプル震えていたが、こんなところで文句を言ってもキチガイな外人だと思われるだけなのでキャンディクラッシュをしてやり過ごした。

 

 

 

それはともかくコロナの医療費が高すぎるのは問題。先日もこの島の病院で容態が急変し、2日間ICUに入院してその後亡くなった患者の遺族に75万ペソ(約160万円)の請求が来たらしいが、これってフィルヘルスでカバーされないのだろうか…

 

目指すは国民皆保険と謳っているくらいなので、いくらフィリピンでもそんなことはあり得ないと思うが、もしかしたら申請するタイミングを逃すと適用されないとかなどのバカげたルールがあるのかもしれない…(推測)

 

しかしよくよく考えるとロックダウンとかステイホームとか言うよりこの医療費関係の報道をバンバンする方が怖くて感染出来ないので感染防止に一番効果的かもしれない。

 

ちなみに私の住む町は今日で一番厳しい外出制限レベルであるハードロックダウン3日目。なのでここ3日間一度も外出していない。

 

なんか噂によると酸素を注入するハイテク医療機器はこの島に4台しかないらしい…汗

 

本当かどうか知らないが、もしそれが本当なら重症化したら助かる確率は限りなく低いし、助かっても高額医療費でトドメを刺されて呼吸が止まるかもしれない…

 

 

 

 

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