宿泊者のいないヴィラサクラ。ここ数ヵ月宿泊者もいないし、人の出入りがかなり少なくなってしまい、代わりに野ニワトリが幅を利かせ始めて困っている。
卵を私のスニーカーの上で産んで豊臣秀吉風に温めてくれているのは別にいいのだが、残念ながら年中ビーサンなので履く機会はないし、そもそも寒くないので有難迷惑…
それはともかく、実は昨年末から庭エリアをリフォームし始めたのだが、当初のプランからどんどん外れてリフォームではなく破壊して新たに作る結果になってしまった(ボロボロでいろいろやっている間にどんどん壊れるし…汗)
ということで、支柱を建てて屋根をつけて床にコンクリートを敷いてタイルを貼ってと頑張っている。
そして現在壁がないので竹を買って設置している。
雰囲気は石畳に竹という和の雰囲気にして、電球色の照明を上手につけてリラックスできる空間を作ろうと奮闘中。
ただフィリピンで売っている竹は切ってきたのをそのまま売っているので曲がったまま、そして汚なくて傷だらけ…安いけど…
Youtubeで研究したところ、日本で売っている竹は火であぶったり、熱湯に浸したりして竹を温めてまっすぐしているようでとても綺麗
同じことをしたいのだが長い大量の竹をそんなことするのは素人では無理…そんな設備もないし…
なので多少曲がっていても切って洗って乾燥させてニスを塗ってなるべく綺麗に加工して設置している。しかしそれはそれで味があっていい感じ。
しかし竹にもたくさん種類があるらしく、一番最初に太さや色の好みと頑丈さを考えて大量に買ったのが足りなくなってしまった。
そして再度買いに行ったらどこにも売っていない…
どうやらその竹はそれなりに良い竹で、ちょっと普通の竹より高くてどこもあまり在庫を持っていないらしく、一発目で近所の竹屋さんの在庫を根こそぎ買ってしまった可能性がある…
そんな感じで年明けから行動範囲を広めてお目当ての竹を探しているがどこにもない…
30数年の人生で竹について深く考えたことすら無かった私が年始から謎の竹屋ホッピング…
人生何があるか分からないものだ…
そんな素人の私に竹屋の親父達は意味不明な竹専門用語をバシバシ使ってくる。
フィリピン人+竹言語のコンボは正直意味不明だ…
そして在庫のある普通の竹を強引に買わせようとしてくるのを何度も経験するとさすがにうんざりしてイライラする。
そんなこんなでお目当ての竹がない竹屋は諦めて、今度は知らない人の建築現場を訪ねることにした。
実は竹ホッピング中にウロウロしていて気が付いたのだが、家の新築工事現場には竹がある可能性がある
なぜなら土地を買って更地にする段階でもし竹が生えていたら切り落として現場の隅にぶん投げているいるからだ。
ふふ、我ながら目の付け所が違う…
さらに工事現場であれば難解な竹言語は不要。しかも言わば廃材なのでタダでくれる可能性アリ…
ということで次は工事現場ホッピング開始!
しかし大勢の上裸フィリピン人ワーカーのいる建築現場はちょっとアレな感じだ…(怖い…)
しかも「あ、あの…こ、ここ、た、たけ、竹のこ…いやタケノコじゃなくて…い、いらない竹ありますか?」とか言って知らない日本人が突然入っていく訳なので相手にとっても意味不明…
そんなこんなで完全アウェイの建築現場は数件回っただけでお目当ての竹は数本しかなく、あっても足場に使われていたりしていたので早々に断念。
こうなったら生えている竹を直接狙っていく方法もあるが、このハイテクな現代でリアル竹取物語はやりたくない…汗
それに誰かの土地だったら下手したら不法侵入と窃盗、さらに森林伐採の容疑まで付いて地元のニュースになるかもしれない…
こんなフィリピンの西の果てで竹容疑でお縄になったらさすがに一親等くらいまでは泣くし、私も泣く…
ということでとりあえず竹の事は一旦忘れて他に出来ることを先にやることにしよう!
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