フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【生類憐み】動物愛の希薄なフィリピン人

フィリピン人動物愛

 
普段のフィリピン人を観察しているとその陰と陽とも言える二面性が見えてくることが多い。それは特にショッピングモールのレジ係を観察すると分かりやすい。
 
いつもはおしゃべり大好きで同僚とわいわい遊びながら仕事をしているのに、お客さんがレジで精算中という肝心な時に全然愛想がない・・・。完全な投げやり作業で動きは超スローだ。
 
相変わらずお釣りがない状態が頻発し、レジの渋滞が発生。そんな時も我れ関せずと水牛と同じスピードでつり銭を探す旅に出る。夕方のショッピングモールではちょっとした買い物で小一時間レジに並ぶのはざらだ。
 
ちょっと話を脱線させると、レジに並ぶ度にレジ係の釣り銭小旅行を見送るのは嫌なのでクレジットカードで払おうとするも、これがまた超遅い。
 
まずクレジットカードを出すと嫌な顔をされて、ジロジロカードを観察、その後IDを見せなくてはならない。それからカードリーダーにカードを読み込ませようとするが全然読み込まない。あげくこのカードは使えないと突き返される始末。使えないカードをわざわざ出すほど暇じゃないので、何度か他のカードリーダーでも確認してもらうとやっと読み込み。しかしやはりカード決済の際にも人のカードを持って読み込み可能なカードリーダーを探す旅に出てしまう。現金でもカードでもどちでも時間がかかるからスローなレジ処理を待つ以外に客側にできることは何もない。
 
もちろんそんな時も超無愛想だ。。客を待たせない、急ぐ、という概念自体がない。
 
日本のスーパーやコンビニの超高速レジ処理スピードを経験している日本人からするともう何が起こってるのか理解が出来ないだろう
 
話しを戻すと、そんなフィリピン人の皆さんはほとんどのケースで動物に対してかなり素っ気ない。特に自分のペットとして認識している動物以外は冷た過ぎる。そのリアクションはまさにレジでのそれと通じるものがある。
 
先日のブログで書いた生まれたての子猫のことも、私が興奮して話すと「あっ、そう。。」という超うすいリアクション。まったく興味がない。生まれたての赤ちゃん猫ぐらいでは彼らの心を動かすことは出来ない。
 
たぶん普段から日本よりもワイルドなリアル弱肉強食の世界に身をおいている彼らにとっては子猫は特別な関心事ではない。それは他人に対しても垣間見える。
 
以前フィリピンのイロイロからきたとある知人の飼っている猫が5匹赤ちゃんを産んだ際にそのまま赤ちゃんだけ山に置いてきたと聞いて愕然とした覚えがある。知人曰く猫は家にちゃんと戻ってくるからと言っていたが、意味不明だ。生まれたての赤ちゃん猫が歩けないのは100歩譲って置いておくとして、戻ってくると思っているならなぜわざわざ山に置いて来たのか。。。可愛そうな赤ちゃん猫達。
 
とにかく日本人と比べると犬、猫に対しての感情の動きが少ないのは確かだ。
 
ヴィラサクラにいる私のペットのココアへの各国の対応を見てもフィリピン人は特に興味を示さないことが多い。フィリピンだけでなく相対的に東南アジアの人達にその傾向はある。
 
日本人の場合はこのブログを読んでくれてココアにお土産としてオモチャまで持ってきてくれるココアにとっての神様のような人もいるし、そうでなくても可愛い可愛いといって遊んでくれるが、フィリピン人は関心ゼロ。
 
試しにココアに日本代表のユニフォームまで着せてウロウロさせて実験したことがあるが話題にもならなかった。。
 

ココア

 
おそらく野良犬や野良猫から始まり、鶏、豚、牛、ヤギ、はたまたリスなど、様々な動物が身近な環境にいるからきっと「普通」なのだろう。
 
あちらからすると私がココアを溺愛している様子は度を越えたように見えているに違いない。
 
赤ちゃん猫が産まれて何かと気が気でない私と全然関心のないフィリピンの人々。私と赤ちゃん猫達にとって完全アウェイのこの異次元の世界で赤ちゃん猫達は無事元気に育つのだろうか。。
 
彼らが見たことのないパンダやキリン、ゾウなんか見せたらどうなるのかな・・・