いつも愛と敬意を持ってフィリピンの悪口改善点を言っている私だが今日は意外に優しいフィリピンのサービスについて書いてみる
私は成り行きでなぜかここパラワン島で猫を現在3匹も飼っているのだが、その中の1匹、メス1歳のテキサスが年ごろなのか結構モンモンとしている
すでに2か月程前に子供を産んだのだが、子育てがひと段落したらニャーニャーと盛りまくってしまった。しまいには来客のフィリピン人お姉さんの足にまで体を擦りまくる始末で、相手の性別どころか生物の垣根を越えてアピールしている・・・誰に似たのか・・・汗
ということで避妊手術を受けることに。
聞くところによると日本だと猫の避妊手術は約2万円くらいらしいが、ここフィリピンでもペットクリニックだと8,000~10,000ペソなので日本と同じくらい。ただ物価差を考えるとかなり高い・・・
なので以前にココアも受けた行政サービスを探す。フィリピンだとこのサービスは無料で犬、猫、その他動物の狂犬病ワクチンから去勢、避妊まで無料で行ってくれる!
バランガイという日本で言う町単位で、その広場(バランガイホール)が会場だ。ちなみに外国人の私でも、違うバランガイに住んでいてもちゃんとやってくれる。
これは意外と人間にも動物にも優しいサービスで私が感心している数少ないフィリピンの良い面!
ただ問題はいつどこでやるのかが分かりずらいということ。基本的にその辺の人に聞いても絶対に知らないし、近所のバランガイホールに聞いても「シラナイ」と一蹴されてしまう。ちゃんとピンポイントで行政の担当部署に聞かないと永遠に知ることが出来ない。ただもうこういうロールプレイングゲームみたいなのには少なからず慣れたので、無駄に炎天下の中を彷徨うような一人SMプレイはせずにエアコンの効いた室内でフェイスブック内でせっせと情報収集。
フィリピン人の皆さんの自撮り、か無駄にいいこと書いているポエムみたいな投稿が流れるのタイムラインを無視して検索
やっとこさ見つけたのはこれ
ちなみに Veterinary というのは獣医の、みたいな意味で、数年前のTOEIC頻出単語だったような気がする。veterinarian(獣医さん)もぜひ覚えておきたいところ。
そんなことはともかく、ここまでくればあとは電話して聞くだけ!
ということで嫌がらせのように朝8時きっかりに電話。30コール目くらいでやっと出てくれたので聞くと、ちょうどとあるバランガイホールで今まさにやっているとのこと。タイミングが良すぎて適当なことを言われている気がしてならないが、テキサスは既に朝っぱらから盛っているのでそのままリュックサックに捕獲してバランガイホールに出撃。
スタートに出遅れると待ち時間を入れて6時間コースなので転ばない程度にバイクで急ぐ。
で、到着!
当たり前だがローカル感100%
その辺には犬のウ〇コが散乱している・・・(クサい…泣)
横を見ると既に手術は始まっている
麻酔を打たれて床で順番待ちのワンちゃんたち・・・
日本では撲滅の狂犬病もフィリピンでは現役バリバリ
このバランガイホールの隣は小学校なので子供がいっぱい
そんな感じで順番待ちしているとテキサスがリュックサックから脱走、本当にこの広場を全速力で逃げ回る・・・
さらにそれを見て小学生が大盛り上がり・・・(授業は?・・・泣)
ただどこに行っても犬、犬、犬、牛、犬、犬、犬、牛で最終的に広場の端っこでニャーニャーしているところを無事確保
会場が盛り上がり一躍人気猫になったのはいいが、すぐ麻酔を打たれてしまう・・・(可哀そうなテキサス・・・)
そしてしばらく待っていると貫禄の立ち姿で手術を見守るおばさんを発見・・・
この会場にヒョウ柄で現れるのはいいけど、なんか間違えて麻酔打たれそうで心配・・・(失礼・・)
そんなこんなで到着して4時間でやっとテキサスの手術も無事終了。
とにかくこうやってちゃんとペットのケアを行政のサービスでやってくれるのは感心だしありがたい。フィリピン在住でペットを飼っている人はぜひ利用してみるといいと思います!