激痛
実は昨年、うずくまって頭を抱えて動けなくなる程の激痛を経験
特徴は、痛みが出るのは顔面を含めて頭の右側のみ。しかも30分ごとに1回2分間の激痛。
痛みが過ぎ去った後は普通の状態になるも、また30分後に2分程度の激痛なのでもちろん夜も眠れない。寝ていても痛みが発生すると起きる。
前回のブログで書いたように、ここフィリピンのパラワン島でデング熱にもなったことがあって大変だったが、痛みだけで言うとデング熱を遥に超える地獄。
生まれて初めて自ら救急車を呼ぼうと思ったが、2分経つと痛みがなくなるので結局タイミングがつかめないのと、フィリピンで救急車を呼んだことがないので逆に分からないことが多くてやめた。
結論を言うと私が患ったのは三叉神経痛。名前だけ聞くとただの神経痛のようでアレだが、これは世界三大疼痛の一つとも言われているつまり世界三大激痛の一つとも呼ばれている。
確かにあの痛さは本当に尋常ではなかった・・涙
※参考:産経デジタル⇓
「世界三大疼痛」の1つとして、よく引き合いに出される病気に三叉(さんさ)神経痛があります。瞬間的な激しい痛みが顔面に繰り返し起こる脳の病気です。顔面の感覚を感じる三叉神経という神経が、脳の深部にある脳幹という部分から出てくる所で、たまたまその付近に存在する血管によって強く圧迫されることが痛みの原因です。
痛みは片側の顔面に起こります。特に小鼻や頬や口の中など口の周辺に起こることが多いので、歯痛と間違われることがあります。口の中や頬の一部に触れると痛みを引き起こし、食事や歯磨き、洗面の際のみならず、しゃべるだけでも激痛が起こります。まさに地獄の責め苦です。
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/181013/lif18101307350003-n1.html
三叉神経痛
ちなみに予兆はあって、その日の日中は右の奥歯がめちゃくちゃ痛かった。ただ歯医者で治療したばかりで、ずっと問題なかったので変だなぁと思っていたら、しばらくして顔面右側全体に痛み。
右目の奥や耳の裏側なども痛かったが、特に痛かったのは右の頬っぺた。そして最終的にその夜に右の頭への激痛となった。
周期的に激痛が来るので、次の激痛待ちのスタンバイの時間が怖くてまさにダブルパンチ。
普段はすぐに病院に行くことはほとんどないが、その時は尋常な痛みじゃなかったので翌朝にすぐにパラワン島イチ立派な病院の神経科へ。
パラワン島の病院に神経科があるのかどうか不安だったが、運よく先生もいて、症状を話して検査したらこの病気だった。
ただなぜいきなり三叉神経痛になったのか分からないが、数年前になった帯状疱疹と関係があるのかもしれない…(病気しがち…涙)
30分の地獄のインターバル中で眠れぬ夜を過ごしている最中に自分で症状をネットで検索していてある程度病名は予想していたので驚かなかったが、最大の問題は治るのかどうか。
先生曰く、通常の頭痛薬、痛み止めでは治らないらしく、特定の薬(カルバマゼピン(テグレトール)とか何とか)が効くのが特徴で、それを飲んでも効果が低い場合には頭蓋骨に穴をあけて神経を圧迫している血管を物理的に移動する手術が必要とのこと。
フィリピンの医療についてネガティブに書くと特定の方面から怒られることがあるのでアレだが、さすがにフィリピンで脳近辺の手術は避けたい・・・手術中にヒンディ コ カヤ…とか言われたらたまらない
とにかく薬をもらってそれが効くかどうか様子をみることに。というかもうそれしかないので祈る気持ちで薬を服用。
飲み始めの効き目はイマイチでしばらく激痛に苦しんでいたが、1週間程するとほぼ頭痛はなくなった。
それからは1週間はそのまま薬を服用し、その後は万が一のお守り代わりに薬を携帯するだけになるほどに快方。
ドーナツで激痛再発
ローカルショッピングモールで1個15ペソくらいのドーナツを買ってルンルン歩きながら食べた瞬間に歯に激痛!!そして1時間も経たない内に右の顔面へ痛みが広がり、最終的にあの地獄の頭痛、30分インターバルが再発・・・涙
別に調子にのったわけではないし、調子にのったからといってモールでドーナツ食べないし、モールでドーナツ食べたら三叉神経痛が再発するとかまったく予想していなかったので大混乱・・・
とにかく携帯していた薬を飲んで安静に。というかあの痛みが来ると仕事も何もかも無理で耐えるしか選択肢がない。
この三叉神経痛はどうやら何か「きっかけ」となる引き金があるよう。おそらく私の場合はあのまずいドーナツ歯への刺激の可能性が高い。
ちなみに今はあれから半年以上が経過、もうすぐ1年になろうとしているがあれ以来症状はなし。もうビクビクしながら過ごすことはなくなったが、いまだにあれ以来あのローカルモールにも行ってないし、あのドーナツも食べてない・・・
終わり