前回の続きでタッチ切れを起こしてしまった私のスマホ
最終手段に選んだのはローカル修理屋さんで直す
期待値１%未満で訪れたのは市場の近くの通称チャイナタウンにあるビル
例の全然警備していない入り口から入る
常にドアはオープンだ
その後２階の知人おススメの修理屋さんへ
We repair all kind of cellphone…
どんな種類の携帯もＯＫらしい…ホントか…
でスマホをチェックしてもらう
あーでもない、こーでもないと店員らしき数人の男たちが群がり話すこと５分
「Puwede kami magayos cellphon mo」（治せるよ）
という返事が。。
値段は２，５００ペソ、日本円にして６，０００円弱
ディスプレイの部品交換で大丈夫らしい
大丈夫か…？（不安）
上げといて下げるのはフィリピンでは常套手段
日本で買ったやつだと説明しても大丈夫としか言わない
とにかくダメもとで修理してもらうことに
３畳ほどの店のスペースに所狭しと並ぶスマホのアクセサリー類
ふと引き出しを覗くと店員らしき人物のスマホ
ゲームに夢中なのはいいとして画面割れてるし・・・・・
ますます広がる不安…
以前のＧショック事件もあったので、椅子を借りて修理の工程を隣でチェックさせてもらうことに
日本だとあり得ないが、フィリピンだと直しに行ったはずがさらに致命傷を負って棺桶に入って返却されることがある
常に修理中はチェック
いかつい男が修理を始める
そんなクマさんみたいな手で精密部品をちゃんと持てるのか心配…（失礼）
至近距離でこそこそと写メをとる私
壊れてもせめてブログのネタにはしなければという思い
で交換用の新しい黒のディスプレイをセットするも起動しない
何度も何度も試すがダメ
だんたんクマさんのスマホに対する扱いが乱暴になってくる（不安×２）
かれこれ３０分同じことの繰り返し
私にはスマホから助けてという悲鳴が聞こえる
と、その時クマさんが「Where did you buy this cellphone？」（これどこで買ったの）と聞いてきた
「Japan…」と答える私
クマさん「Oh…」
おもむろにクマさんが立ち上がり何処かに消えてしまった
待つこと５分、何やら白色のディスプレイの部品を手に持っている
そして、今まで試していたのはフィリピン使用の部品だったからうまくいかなかった、この白いのはインターナショナル用だから大丈夫だ！と言って来た
だからさっき最初にさんざん日本で買ったやつだって言ったのに…（泣）
返して私の時間…
ただこんな茶番でいちいちガッカリしていたらフィリピンでは３週間くらいで死んでしまう
さらにそのインターナショナル用というのもアヤシイ・・・
クマさんは続けてクロの在庫がないので白でもいいかと聞いてくる
ここでダメと言っても既に私のスマホは手術の真っただ中
さらに古いディスプレイはその辺に無残に遺棄されている
ありそうでない私の選択肢…
YESと答える
クマさんは満足げにまた作業に取り掛かる
黒い私のディスプレイ
そしてクマさんは白いディスプレイをはめて、スマホを作業台に置いてまたどこかに消えてしまった
輪ゴムで縛られて公開ＳＭプレイ状態の私のスマホ
その隣には接着剤
接着剤！？（不安×∞）
取り残されてすることのない私。狭い店内を見渡すと片隅に何か落ちている
酢？
もう一度確認
うん、やっぱりスーパーで売られている酢（ビネガー）だ
スマホの修理屋さんになぜ開封済みの酢が落ちているのか謎だが、ここはフィリピンなので何でも起こり得る。きっと修理に使ったのだ！
そして１５分後、クマさんが帰ってきた
そしてすべてのパーツをセットし始めた
このエクスペディアｚ３は通常防水性能ある
一応手術後に防水性能があるのか念のため聞いてみた
クマさん「Wala na 」（もうないよ）
うん、そうだよね、ある訳ないよね…
そうこうしているうちに、なんと手術が完了した私のスマホが！
動作チェックするとスムーズに動くし、直ってる！！！！！
まさかの無事修理完了！！！
ただ見た目が、表は白で、裏は以前の淡いグリーン
ちょっとダサいので裏面も白に出来るかと聞いてみると４００ペソで明日なら出来るという
この際なので白色に統一してもらうことにして、念のためもう一度冷静に再チェック
全ての機能、データは問題ないが、なんかちょっとディスプレイに隙間が…
なんかサイドから光りが漏れている…
クマさんに聞いてみると
これは仕方ないさー、とか言ってる…
防水性能死亡。それに仕方ないさー、と沖縄弁みたいに言われたらもうどうしようもない。もうやっちゃってるし…
隙間はともかく、予想外にちゃんと使えるようになっているので満足。もともとのハードルが低かった、というか無いに等しかったので細かいことはＯＫだ
クマさんに今回分の代金を払い、また明日来るよと告げて店を後にした
嬉しい驚きでハッピーな気分
まさか明日の朝、動かなくなることなんてことないよねと思いつつ、一応その可能性も捨てきれないので過度な喜びを自制しておいた
新しく白いスマホとして生まれ変わった姿は後日またブログに書きます
またお楽しみに・・・
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