特別な日に出されるフィリピン料理レチョンバボイ
食文化が違えば楽しいものだが、外国人にとっては時にそれが自分の常識をはるかに超えてしまうと戸惑いの原因にもなり得る…今日のトピックはフィリピン名物の豚の丸焼きレチョンバボイ!
フィリピン名物レチョンバボイ!
フィリピンにゆかりがある人であれば馴染みがあると思うが、シンプルに豚の丸焼き!丸焼きなのでもちろん頭からつま先まで全て!
私も幾度どなく見かけて食べたことはあるが、初めて見たときはびっくりした、というか「かわいそうに・・・」と子豚さんのことを思ったのははっきり覚えている
誕生日やクリスマスなど、特別な日に出される特別な料理なので値段も結構する
大きさや重さによって様々だが一般的には6~7,000ペソ(15,000円前後)でザ・子豚みたいなサイズのレチョンがオーダーできる
いくら特別で大きいとは言っても料理一品にこの値段はフィリピンだと相当高価!普通のフィリピン人の月収の約半分。
以前、日本から来た女性と一緒に知人のクリスマスパーティーに呼ばれた時もこのレチョンが出てきたが、彼女は子豚さんを不憫に思い一口も食べることが出来なかった…
私はもう感覚がズレてしまっているので(悲)美味しくいただいたが、冷静に考えるとなかなかパンチの効いた料理だ!
ちなみにこのレチョン。豚さんはゆっくり身体の血を抜く為、喉元を掻っ切られ、一晩中逆さにして吊るされる。私は聞いたことがないが豚さんが息絶えるまで何とも言えない鳴き声がするとかしないとか…可哀そう
そんなレチョンだが、外国人の彼氏が彼女であるフィリピン人女性の実家にいって、お祝いということでレチョンを振る舞われている動画をYouTubeで発見…もしかしたら外国人あるあるな光景かもしれないので紹介してみる
【ストーリー】
良かれと思って10数年ぶりに家族総出で外国人の彼に喜んでもらう為に高価なレチョンを振舞うも、戸惑いまくる外国人彼氏。
そんな超特別なレチョンを喜ばないどころか、引きまくっている彼氏の反応に、彼女とフィリピン家族は不快感を抱く…
How Will Jenny's Family React When Larry Snubs The Meal They Prepared?
最終的に外国人彼氏はせっかくのレチョンを全然食べないので「超無礼なヤツ」になってしまうオチ
確かにあれだけの熱い視線と期待を一身に受け、さらにお祝いの席ということなので無理してでも美味しそうにありがたがって食べてもいいのにとも思わなくもない。
ただそれを見て、期待外れだからと言って無礼呼ばわりするのもアレな気がして、はっきりいうとどっちもどっちな感じにしか見えない…
リスペクトがないと怒る前にちょっとは彼氏の事情を考えて、彼女がファミリーに説明してあげてもいい気がするが、十数年ぶりの気合の入ったレチョンの前ではそれも無理かもしれない…
しかしたかだかこの程度の文化の違いでケンカに発展していたら、この先の二人の未来はきっと長くないだろう…(勝手なお世話と想像)
しかし実はこの動画にはもう一つのサイドストーリーが隠されている!
それは動画の後半、フィリピーナ彼女が機嫌を損ねて外国人男性が後を追った先での出来事
彼女がレチョンを全然食べない彼氏に「あなたは無礼よ!You are rude!!」と英語で言うもrudeの発音がイマイチなのか外国人彼氏が理解出来ず、「You are road!!」みたいな感じになって急に彼氏が「道路」になってしまうというシリアスな場面での一瞬の痛恨のミスコミュニケーション!
さすがに一筋縄ではいかない不思議の国フィリピン!この短い動画一つとっても様々な問題が垣間見えておもしろいというか悲しいというか、最終的になんだか複雑な気持ち。
皆さんも万が一フィリピンでこのレチョンに遭遇したら無駄に人間関係に亀裂をいれてしまわぬように頑張って食べてみよう!!
その他のフィリピン料理はこちら!
このブログを応援していただける方はぜひコチラを1回クリックお願いします!
⇓ ⇓ ⇓
このブログはフィリピンのパラワン島よりお届けしました。パラワン島ってどんなとこ?と思った方はこちらの動画をご覧下さい。
⇓ ⇓