フィリピン最後の楽園パラワン島 日常編

日本と全然違う!そんなパラワン島での暮らし / 2017年~現在

【詳細】ジンベイザメシュノーケルツアー・パラワン島編

 

パラワン島で手軽にジンベイザメシュノーケルツアー

 

ジンベイザメと一緒に泳ぐことが出来るシュノーケルツアー。フィリピンパラワン島のメイン空港があるプエルトプリンセサから出発でき、遠い移動が必要ないお手軽なツアー。ホテル送迎、ランチ、シュノーケルマスク、フィンのレンタルもついて2,300ペソ(約4,900円)なのでお財布にやさしいのも特徴!

 

野生のジンベイザメ

このジンベイザメツアーが他の国や地域にあるジンベイザメツアーと大きく異なる点はジンベイザメは野生であるということ。なので運が悪いと出会えない可能性があるが、その分見れた時の感動は倍!大海原で自然のジンベイザメなんてなかなか見れるものじゃないので忘れられない思い出になること間違いなし。

 

 

実際のツアーの様子

野生のジンベイザメは回遊しているのでツアーが行われるシーズンは4月から10月末までとが決まっている。今回は実際のツアーの様子をご紹介。

実際にお客さんとして参加し、どんな様子か確認。シュノーケル、素潜りが大好きな私にとっては個人的にも超魅力的なツアー。沖縄で数年前にダイビングした時以来のジンベイザメに出会えるのだろうか!!(ワクワク)

 

ここからは時系列にツアーの様子を私が実際に撮った写真と動画、一緒にいった友人のGoProの画像と共に紹介します。

 

 ジンベイザメとシュノーケルツアーのスタート!

友人にはヴィラサクラパラワンに前泊してもらい当日の朝のピックアップを待つ。ピックアップ予定時間は午前6時20分。時間にとてもルーズなフィリピン、経験から遅れてくる可能性は90%。問題はどれくらい遅れてくるか。今回は敢えて何もアクションを起こさずに待ってみて様子を見てみることに。ちなみに個人的な時間の遅れに対する感情はこんな感じ。

  • 時間ピッタリ ⇒ アメージング!逆にあんたら大丈夫か?
  • 5分以内 ⇒ パーフェクト!!偉い!なんかプレゼントあげたい!!
  • 10分以内 ⇒ 合格!!というか最高!
  • 20分以内 ⇒ Good!!サンキュー
  • 30分以内 ⇒ 相変わらずね・・。でも朝早いし、ちゃんと来たからOK!
  • 40分以内 ⇒ ぐぅ・・まぁ許容範囲か。ここフィリピンだし・・
  • 50分以内 ⇒ う~ん。他のツアーの参加者が寝坊したのかな・・・
  • 1時間以内 ⇒ やっと来やがった・・・。誰だ遅れたやつは・・
  • 1時間30分 ⇒ イライラ。。遅れるなら連絡くらいしろ!
  • 1時間30分以上 ⇒ 今日きっと来ないからベットに戻ろう!

といった感じ。あくまで実験なので、本当のツアーの際はちゃんと時間に行くようにしますのでご安心を!

 

で、今回の到着時間は6時30分!!たったの10分遅れで合格!

 

で、バンに乗り込み、その他の参加者が宿泊しているホテルへ順番にピックアップへ向かう。ドライバーが1つのホテルの場所を知らないというプチハプニングがあったが全然OK!!

 

で7時にボートが出発する港へ到着。参加者は2台のボートに振り分けられ、いろいろ説明等を受けた後にツアー参加に伴うサインをし、7時40分には港を出発!

 

ゆっくり海をボートで進むこと2時間

当日はあいにくの曇り空。個人的には晴れると死ぬほど暑くてアホみたいに日焼けするし、体力も奪われるので曇っててOK!!

ゆっくり進むボート。というかプレジャーボートじゃないのでこの手のボートは遅い。

途中イルカの群れに遭遇!!喜ぶ他の参加者の皆さん。しかし昔日本で何回も野生のイルカを見たとこがあるので感動は無し。ピョンピョン跳ねてくれでもしたら良かったのだが・・・

 

ジンベイザメ発見!!

ゆっくり海を走っていると、海面に鳥が集まっている場所が! 海面に鳥⇒魚いっぱい⇒プランクトンもたくさん⇒ジンベイザメ!!という方程式が成立するので期待が高まる!

ツアー参加者は準備をして半分ずつ船の両サイドにスタンバイ。(興奮度上昇中)

 

フィンを準備(画面左が私、右はスタッフ)

 

パラワン島ジンベイザメツアー

 

パラワン島ジンベイザメツアー

 

 

そしてファンキーな髪形をしたガイドが、「マスク オン!!」と叫ぶ。

 

 

プエルトプリンセサジンベイザメツアー様子

 

それぞれシュノーケル用マスクを装着!!シュノーケル好きの私は自前のちょっといいマスクを持参。いつでも海に飛び込める準備をし、次の合図を待つ。

 

「ゴー!!」

 

ガイドが私がいる方じゃないボートの反対側サイドにスタンバっている参加者に向かって叫ぶ

 

「ゴー!ゴー!!ゴォーーーー!!」

 

いきなり怒ったように叫ばれたので、一瞬どんなノリで海に飛び込めばいいか躊躇する参加者の欧米人達。

 

「ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!」

 

もうゴーしか言わないガイド・・・とりあえず飛び込む欧米人達。私のいるサイドはその様子を見守る。私、友達、オーストラリア人男2人組、フィリピン人カップルというメンバー構成。

 

タイミングを逃したのか、ジンベイザメがいなかったのか、この1回目は失敗終わる。

 

泳ぎながら船に戻る欧米人達を見ながら、心の中で残念だったねとつぶやく私。でも次はきっと大丈夫!

 

でまた15分程海を彷徨う。そして「マスク オン」の合図!そしてまた反対側、さっきと同じ欧米人サイドに向かって「ゴーゴー」サイン!要領が分かったのか今度は躊躇なく飛び込む彼ら。

 

しかしジンベイザメはすでに行ってしまった後の様で、また空振り。。2回飛び込んだ欧米人側も、それをただ2回見守った私側のみんなも若干変な空気が流れる・・・

 

ホントに見えるの?・・・というかジンベイザメいるの・・?

 

新手のジンベイいるいる詐欺か・・

 

しかしそんなことは口に出さず信じて再度ジンベイを探す旅をみんなで続ける。

 

みな真剣な顔つきに

 

ツアーの様子

 

そして再度マスクオンの合図。次こそはという気持ちでスタンバイ!そして例の「ゴーゴー」サインがこっち側に発令!!一瞬躊躇してまうも、とりあえず海に飛び込む我がチーム!!海水温はちょうどいい感じで完璧!

 

そして海中を見渡す!

 

ドキドキ・・・ジンベイ・・・どこだ・・・カモーン!!

 

 

と、その時大きな黒い物体発見!!!

 

 

おお!!ジンベイザメーーーーーーーーーーーーー!!!いたーーーーーー!!

 

 

 

パラワン島ジンベイザメ発見

 

 

興奮を抑えながらも夢中でジンベイザメの方へ!!しかし海中へ消えてしまった。

 

でもいた!

 

興奮しながらボートに戻る。各々「いた?見えた?」とじゃべりながらもボートは再度進む。

 

ジンベイザメ以外の素敵な出会い

やっとジンベイザメに出会えたその後、再度こちらサイドへゴーサインが!

 

今度は躊躇なく飛び込む!しかしジンベイザメはいない・・・

 

でもなんか平べったいのが海中に漂っているのが見える・・・

 

太ったフィリピン人のパンツか・・?しかしパンツにしては動きが優雅だ・・・

 

 

あ・・・あれは・・・ま、マンタ!!マンタキターーーーーーー!!

 

ヒラヒラと海の中を泳いでいる!!

 

 

 

マンタもいるのね!!久しぶりのマンタ!!英語では Manta ray! マンタもついでに見れるなんてラッキー!!次はもしかしたらジュゴン・・・?

 

 

泳ぐ技術と体力が必要

マンタを見た後、ボートに泳いで戻る。その時にちょっと気が付いたのだが「合図 ⇒ 飛び込み ⇒ 見る ⇒ 感動 ⇒ 泳いでボートへ戻る」この一連の流れは結構体力的にハード。特に泳ぎに自信がない人だとこの深い海では大変そう。

実際にフィリピン人カップルの二人はライフジャケットを着用しているのにもかかわらず、というかライフジャケットの浮力のせいなのか、海中を進むスピードが遅く、なかなかうまくジンベイザメもマンタも見れていない様子。そして女性の方はすでに疲れている。

 

この時点で午前10時30分。もちろんまだツアーは続く。ボートが走り出し、だんだんとゴーサインが増えてきた。そしてボートの両サイドに満遍なく合図が出されている。

 

個人的には超楽しい!!もっとジンベイを長く見たいし、一緒に泳ぎたい!!

 

 

ジンベイザメ連発!!

そんな思いが伝わったのか、日頃の行いがいいのか最大のチャンスがやってきた!例のゴーサインで海に飛び込んだら目の前にジンベイザメが!

 

身体から無駄な力を抜き、カメラをセットし、ゆっくり泳ぐジンベイザメを追いかけるように海中を一緒に泳ぐ!!行先不明のジンベイザメとの海の旅!!

 

 

 

そしてそんなチャンスが度々訪れる!動きが予測できないのでなかなか付いていくのは大変だが、超楽しい!!

 

そして運よくジンベイザメが私の方に向かって泳いでくる場面も!!女性にはモテないが世界最大の魚類にはモテる私!!

 

一瞬かなり接近したのでちょっとビクッとしたが、私のすぐそばを通り過ぎるジンベイザメ。

 

 

 

さらには再度マンタまで発見!

 

プエルトプリンセサマンタ発見

 

遠いマンタを一生懸命追いかける私

 

 

 

 

もうこの時点で大満足!!ちょっと小さめのジンベイザメ達だったがたくさん見れたし、一緒に泳げたし、もうお腹いっぱい!!

 

ボートに戻り、近くにきていたもう一つのボートに乗っている水着の欧米人を目線が悟られないようにシュノーケルマスク越しに眺める・・・

 

ツアーの様子

 

 

そしてもういろいろ見たし、そろそろいいかなと思っていたが、またゴーサイン!

 

「ゴー!ゴー!ゴォー!!!」

 

こっちの疲れと反比例するようにテンションが上がっていくスタッフたち・・・もうパブロフの犬状態でこの合図で勝手に海に飛び込む身体が調教されてしまってる。

 

ゴーと言われたら「飛び込まない」という選択肢は選べない空気がボート内に漂っている。なんか体育会系・・・合宿してるみたいね・・・嫌いじゃないけど・・

 

ファンキーな髪形の男はツアーガイドじゃなくもうコーチだ!!

 

そんなことを考え、飛び込みを繰り返えす。

 

 

ジンベイザメ

ジンベイザメツアー

 

 

さらに海坊主まで発見!?

 

ツアーの様子

 

 

と思ったらランチを作るスタッフだった・・・(失礼)

 

みんなが疲れて満足した昼の12時ごろ、ボートの上でランチ!!お腹はペコペコ。がつがつ食べる。

 

意外においしいランチを食べ終わった後、ボートは港へ戻り始める。

 

そこからだいたいまた2時間のボートの旅。ちょっと船酔いする人は行きと帰りのそれぞれ2時間の旅はきついかもしれないが、たくさん泳いだ後なので大半は寝て過ごす。

 

刺激的で楽しいツアー終了

そして朝出発した港に到着。そこには予定通りバンが待機しているのでそれに乗り込み、それぞれのホテルを目指す。程よい疲れと、速くシャワーを浴びたい衝動の中、見慣れたプエルトプリンセサの街を走るバン。そして3時前にはヴィラサクラに到着。

 

印象としてはとてもスムーズなツアー

 

シャワーを浴びながら今日一緒に泳いだジンベイザメを思い出す。乗り込むボート以外に別でジンベイザメを探したり、エサを撒いてジンベイザメをおびき寄せたり、留まらせたりする小型のボートが複数艇ツアーに同行するのでジンベイザメに出会う確率は高い。なので少しだけ体力的に大変かもしれないが、野生のジンベイザメと泳げるのなら行く価値のあるツアー。

 

 

より快適にツアーを楽しむ準備とポイント

ツアーは他の種類のツアーより朝早く出発、そしてボートに乗る時間や泳ぐことがメインとなるので、体調は万全にする必要がある。

私の場合はツアー前の数日間、睡眠時間がちょっと少なかったので、ボートに乗っている時間、特に出発してからの2時間がちょっとしんどかった。なので特に二日酔いなどには注意する必要がある。また船酔いが心配な人は酔い止めを服用し、万が一の時の為にビニール袋を準備した方がいいかもしれない。

 

時期的に水温が低くて水が冷たいということはないが、濡れた体でボートに乗ると肌寒くなることがあるので一枚羽織るものがあったほうがいいし、バスタオルは2枚くらい持って行った方がいい。

 

マリンスポーツやシュノーケルをよくする人なら知っていると思うが、喉が渇くので水は最低1リットル、出来れば2リットルくらいはカバンに入れておきたい。

 

ボートにトイレはあるが、簡易式なので必要な人はトイレットペーパーやウェットティッシュを持参、女性の場合は便座を拭くティッシュなどもあると便利。

 

例え曇っていても紫外線は強いので、日焼け止めはもちろん、サングラス、出来ればシュノーケル用のマスクを持っている人は自分のものを使った方がいい。またよりマスク越しの視界をよりクリアにするのなら日本で専用の曇り止めを購入すると、より快適。

 

スマホも持って行っても大丈夫だが、ジンベイザメを撮影したいときは出来れば防水カメラやGoProの方がベター。スマホの簡易的な防水パックはビーチで泳ぐ訳ではないので、万が一の水没や紛失を避けるため使用しない方が無難。

 

出発からランチまで時間があるので、適量の朝ごはんを食べて、ツアー中もお腹が空いたら食べれるようにお菓子やパンなども持っていくとツアー中ずっと元気に泳ぎ回れると思う!

 

覚えておいた方がいいフレーズは「マスクオン」、これでシュノーケルマスクをかぶり、「ゴー」と言われたら海に飛び込む。

特に最初のゴーの合図の時は、みんな結構興奮しているし、ジンベイザメを探すのに夢中になるので、海中で人とぶつかったり、またバタ足で蹴られないように注意が必要。

その日の運にもよるが、チャンスは複数回あるので焦らず安全第一でツアーを楽しむことが大事。

 

またフィリピンなので途中でライフジャケットを脱いでいいよと言われることがあるけど、基本的にはライフジャケットはちゃんと着用し、海に飛び込むときも海で泳ぐのが得意じゃない人はライフジャケットを着たままにしよう。

車のシートベルトと一緒で大半のマリンスポーツ同様、ライフジャケットを着ているだけで最悪の事態を防ぐことが出来る。

普段から運動不足の人は、足がつったりすると大変なので、朝起きたら念入りに準備運動やストレッチなどを行った方がいい。いづれにしても自己管理をしっかりして、自分の能力の範囲内でツアーを楽しんでもらいたい。

 

 

ツアーのお申込み方法

野生のジンベイザメが間近で見れて、一緒に泳ぐことができるこのレアなツアー。朝出発して夕方前にはホテルに戻れる手軽さなので、パラワン島のプエルトプリンセサに滞在するならぜひ体験してもらいたい。

 

ツアーは専門のツアー会社が行い、事前の予約が必須となっています。「パラワンの海から」を通して予約するとその他細かな注意点や、ツアーの開催可否などの案内なども日本語で受け取れ、料金も現地払い、大小のトラブルが起きた時のフォローもあるのでより安心です。

 

ここパラワン島で巨大なジンベイザメ、マンタやイルカ、もしかしたらジュゴンにも出会えるかもしれません。ぜひ興味のある方はお申込みを!

 

palawan-traveling.com